「顧客数の減少」 美容業でより深刻
主な経営上の問題点(2024年7~9月期)
理美容業の「主な経営上の問題点」(2つまでの複数回答)は、理美容業とも全体的に緩やかな改善傾向がみられるが、「顧客数の減少」は高い水準で推移している。
理美容業とも「原価を価格に転嫁できない」が増加
主な経営上の問題点
理美容業の「主な経営上の問題点」(複数回答)は、理美容業とも「顧客数の減少」「客単価の低下」「原価を価格に転嫁できない」がベスト3だ。なかでも「顧客数の減少」は改善しつつあるとはいえ、美容業では半数以上の企業が回答している。
美容業「顧客数の減少」が大きく改善
主な経営上の問題点
理美容業の「主な経営上の問題点」(複数回答)は、「顧客数の減少」が理容業で53.4%、美容業で52.3%と多いが、両業ともコロナの影響があった前年同期より改善している。
「顧客数の減少」が増加に
主な経営上の問題点
理容業美容業の「主な経営上の問題点」は「顧客数の減少」が多く、両業とも5割を超える。「顧客数の減少」は2021年度第4四半期は7割を超えていたものの以降、減少傾向にあったが、2023年度第3四半期は前期より増加した。
「顧客数の減少」 改善するも50%超え
主な経営上の問題点
理容業美容業の「主な経営上の問題点」は「顧客数の減少」が多く、理容業で50.2%、美容業で51.6%と他の問題点より20ポイントほど多い。
「原価を価格に転嫁できない」が急増
「景気動向調査」(2023年4-6月期)経営上の問題点
理容業美容業の業況が大幅に改善したのにともない、「経営上の問題点」は、「顧客数の減少」「客単価の低下」が改善した。その一方で「原価を価格に転嫁できない」が急増するとともに業況改善にともない「従業員の確保難」も増えた。
「原価を転嫁できない」理美容事業者が増える
日本公庫 景気動向調査(2023年1~3月期)「経営上の問題点」
諸物価の高騰や賃金の上昇などの値上げ分を価格に転嫁できない理容業美容業の事業者が増えている。
改善するも、コロナの影響続く
理美容業の経営上の問題点
日本政策金融公庫は2020年11月6日に発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」(2020年7~9月期)「経営上の問題点」によると、「顧客数の減少」「客単価の低下」とも前期よりわずかに改善した。
コロナで客数減、「従業員の確保難」は改善
「経営上の問題点」
日本政策金融公庫が2020年8月4日に発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」(2020年4~6月期)「経営上の問題点」によると、理容業美容業とも「顧客数の減少」に悩む経営者が大幅に増えた。コロナの影響で来店を控えた客が多かった。
美容の経営状況が理容より悪化
景気動向等調査「経営上の問題点」
日本政策金融公庫が2020年5月1日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2019年度第4四半期)「経営上の問題点」よると、今期「顧客数の減少」「客単価の低下」とも美容が理容を上回り、美容の経営状況が悪化している。
相変わらず多い「顧客数の減少」
景気動向等調査「経営上の問題点」
日本政策金融公庫が2019年8月20日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2019年度第1四半期)「経営上の問題点」よると、相変わらず「顧客数の減少」が多く、「顧客数の減少」は理美容差サロンの恒常的な問題点になっている。
理美容店の悩みの種は「顧客数の減少」
理美容店にとって「顧客数の減少」は「経営上の問題点」として定着した感がある。日本政策金融公庫が2019年2月13日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」((2018年第3四半期、10月~12月))「経営上の問題点」よると、理容業で64%、美容業で63%が問題としている。
「顧客数の減少」に悩む理美容店経営者は6割
「顧客数の減少」を「経営上の問題点」として掲げる理美容店経営者は約6割いる。日本政策金融公庫が2018年11月7日発表した「生活衛生関係営業の景気動向等調査」(2018年第2四半期、7月~9月)「経営上の問題点」より。
客数減、単価安では、理美容店経営は苦しい
2017年第3四半期景気動向調査「経営上の問題点」より
今期、理容業美容業とも「顧客数の減少」「客単価の低下」を経営上の問題点としてあげた経営者は増えた。客数減、客単価低下では、経営は苦しい。
理容業 「顧客数の減少」など改善
2017年第2四半期景気動向調査「経営上の問題点」より
日本政策金融公庫が2017年11月24日発表した2017年第2四半期景気動向調査「経営上の問題点」のうち、「顧客数の減少」は、理容業で改善したが、美容業では「顧客数の減少」は前期と変わらなかった。