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【2024年版】東京都の理美容店開業数、最多は渋谷区 開業密度から見るトレンド分析

Posted on | 6月 19, 2025 | No Comments

データプロバイダーの株式会社Review(リビュー)は2025年6月19日、2024年に東京都内で開業した理美容店の新規データを発表した。同社が独自に収集・集計・分析したもので、「開業都市TOKYO」の実態を明らかにした。

調査対象期間は2024年1月から12月。東京都で新たに開業した理美容店は合計879件にのぼる。市区町村別ランキングでは、1位の渋谷区が154件と突出。以下、2位中央区(57件)、3位港区(51件)、4位豊島区(47件)、5位世田谷区(46件)と続く。上位5区で全体の約4割を占めており、とりわけ渋谷区は全体の17.5%を占める圧倒的な存在感がある。

6位以下は新宿区、目黒区、武蔵野市と続き、9位には台東区・足立区・立川市の3自治体が同数(25件)で並ぶ。なお、八王子市、町田市、立川市など郊外エリアにおいても一定数の開業が見られるが、開業件数の分布には明確な都市部・郊外の傾向差がある。

同社は開業地域の特性を「都市型トレンド」と「生活密着トレンド」に分類。渋谷区や港区のような都心部は、流行や情報の発信地として機能し、美容感度の高い層が集中するエリア。これに対し、郊外部では日常生活に根差したニーズが中心であり、地域密着型サロンの新設が多い傾向。

また、人口と開業数の関係性についても詳細に分析。「人口が多い=開業が多い」とは限らず、昼間人口や来街者数といった流動的な要素が、開業の判断材料になるとしている。実際、開業件数が多い上位区は昼間人口が高く、ビジネス・商業・観光を含めた複合的な集客力が背景にあると指摘。

さらに、同社は「人口10万人あたりの開業数=開業密度」という指標に注目。同じ開業数でも、母数となる人口の規模によって地域が果たす役割や需要の質が異なるという点を強調している。都市の機能、住民構成、周辺環境によって、理美容業の出店戦略にも違いが生じる。

一般的に、都心部で新規開業する理美容室は大型サロンが多く、トレンド志向や情報発信力の高い消費者を意識し集客している。対して、郊外地区での新規開業は小型で地域密着型のサロンが多く、顧客との信頼関係や長期利用を重視する傾向がある。

今回の調査は、開業動向に関して、開業密度や昼間人口といった視点が有効であることを示す分析結果となった。

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タグ: リビュー, 開業件数, 開業都市TOKYO

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