美容室の実購買データを活用 シェアリング・ビューティーがメーカー向け支援開始
Posted on | 12月 10, 2025 | No Comments
株式会社シェアリング・ビューティーは2025年12月9日、同社グループが運営する美容室の実購買データを活用し、美容メーカー向けのマーケティング支援サービスを開始したと発表した。
サロン現場で蓄積された購買行動データを基盤に、メーカー各社の販促活動を「感覚頼み」から「実証型」へ転換することを狙うものだ。
同社は、ヘアスタイル特化メディア「HAIR」やインフルエンサー施策「ALLRY」を展開しており、今回のサービスはコンサルティング事業部が提供する。長年、美容メーカーは「サロンで実際にどの商品が売れているのか把握しづらい」という構造的課題を抱えてきた。出荷数は把握できても、季節要因や顧客属性など、エンドユーザーの購買実態は見えにくく、施策の効果検証も難しいという状況が続いていた。
ECではデータ活用が進む一方、実店舗での購買データは依然としてブラックボックス化しており、PDCA(Plan・Do・Check・Action)を回しづらい点が業界共通の課題とされてきた。同社は自社グループによる美容室運営を通じて蓄積した実購買データを活用し、この課題を解決するマーケティング支援を本格的に提供する。
オンラインとオフラインを統合するOMO(Online Merges with Offline)視点を取り入れ、より精緻な商品分析、販促最適化、テストマーケティングの効率化を実現する狙いがある。
タグ: DX, シェアリング・ビューティー, マーケティング支援

























