新規開業データを都道府県別に整理 Reviewが理美容など24パッケージ公開
Posted on | 3月 12, 2026 | No Comments
株式会社Reviewは、データプラットフォーム「YOROZU DATA(ヨロズデータ)」において、2025年10月から12月に新規開業した店舗の情報を整理したデータパッケージを公開した。
理美容業や飲食業を対象とし、都道府県別に整理した24パッケージを提供する。

飲食業界や美容業界では毎年多くの新規店舗が誕生しているが、開業情報は行政の公開資料、業界団体、SNS、現地調査など複数の情報源に分散しており、全体を一元的に把握することが難しいのが実情だ。特に開業直後は、設備導入や仕入れ先の選定、集客施策など意思決定が集中する重要な時期である一方、営業や市場調査の担当者からは「開業情報の収集だけで毎月数時間から数十時間を費やす」といった声も多いという。
開業情報がまとまりにくい背景には、開業手続きが複数の行政機関に分散している事情がある。例えば飲食店の場合、保健所への食品衛生法に基づく届出、消防署への防火対象物使用開始届、法人の場合は法務局への登記など、異なる窓口で手続きが行われる。美容室も同様に複数の手続きを経て開業が成立するため、情報を横断的に収集し整理するには大きな手間がかかる。
コロナ禍を経て、飲食・美容業界の新規開業数は徐々に回復し、増加傾向にある。一方で物価上昇や人手不足の影響から開業後の早期閉店リスクも高まっており、開業店舗は取引先や支援パートナーの選定を迅速かつ慎重に進める必要がある。重要なタイミングであるにもかかわらず情報が集まりにくい点が、業界の課題となっている。
同社によると、現場の担当者は主に三つの壁に直面しているという。第一は、情報が分散しているため収集に時間がかかること。第二は、開業直後の情報は鮮度が重要であるにもかかわらず、収集に時間を費やすことで商機を逃しやすいこと。第三は、担当者個人の経験や独自ルートに依存した調査では組織内に知見が蓄積されにくい点である。
今回公開したデータパッケージは、こうした情報収集と整理の非効率を解消し、開業直後の市場動向を把握しやすくすることを目的としている。整理済みデータをそのまま活用することで、従来は調査に費やしていた時間を営業活動や分析業務に充てることが可能になるとしている。
対象期間は2025年10月から12月までに開業した店舗で、対象業種は飲食店と理美容業。対象エリアは北海道、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、沖縄県の12地域で、ジャンルとエリアごとに整理したデータパッケージを用意している。
同データは、飲食・美容向けサービス企業による新規顧客開拓、コンサルティング会社や調査会社による市場分析、チェーン展開企業による出店エリアの競合把握、広告・マーケティング会社による販促提案など、さまざまな用途での活用を想定している。今後は対象業種やエリアの拡充のほか、四半期ごとの定期更新も予定している。
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