総合を下回る理美容サービス | 2024年の消費者物価指数(年次)
Posted on | 1月 25, 2025 | No Comments
総務省は2025年1月24日、2024年の消費者物価指数(2020年=100)を発表。理美容サービス指数は総合指数を大きく下回る状態で推移した。
総合指数は108.5(前年比+2.7)、生鮮食料品を除く総合指数は107.9(同+2.5)と2ポイント以上昇したののに対し、美容系はいずれも1ポイント台にとどまった。
美容系のなかでもエステティック料金は106.2と総合指数に近い指数だが前年比は+1.5。パーマネント代、カット代、ヘアカラーリング代など美容室の主力メニューは104.3前後に集中している。理髪料は103.3と出遅れている。
食料品やエネルギーなどの基礎的支出が値上がりするなか、選択的支出に分類される理美容サービスは消費者の節約対象になっているのは他の調査が示す通りで、料金の値上げが客離れにつながる懸念があり、値上げに慎重な理美容室が多い。実質賃金が物価の上昇を超えて上昇するのが常態化するまでは、理美容サービス料金の大幅値上げは期待できそうにない。
<2024年の消費者物価指数>
消費者物価指数 : 2024年 : 前年比
総合 : 108.5 : 2.7
理髪料 : 103.3 : 1.4
パーマネント代 : 104.3 : 1.4
カット代 : 104.4 : 1.5
ヘアカラーリング代 : 104.3 : 1.5
エステティック料金 : 106.2 : 1.5
生鮮食料品を除く総合指数 : 107.9 : 2.5
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