男性美容が定着フェーズへ スキンケア実施率が年々上昇
Posted on | 2月 10, 2026 | No Comments
美容男子は一過性のブームではなく生活習慣として定着しつつあるようだ。
株式会社ナリス化粧品は、全国の男女約4,200名を対象に実施した「スキンケアや美容に関する意識調査」の結果を、2026年2月10日に発表した。
同社は主力商品の一つである「ふきとり化粧水」にちなみ、自社申請によって2月10日を「ふきとりの日」としており、毎年この日にスキンケアや美容意識に関する情報発信を行っている。今回の調査からは、男性のスキンケア習慣と美容への関心が着実に拡大している一方、女性では意識の二極化が進みつつある実態が浮かび上がった。

まずスキンケア習慣について見ると、男性では「しっかりしている」10.6%と「まあまあしている」31.9%を合わせた42.5%が「している」と回答した(表)。2023年の34.0%から年々上昇を続け、今回初めて4割を超えた。15歳から44歳までのすべての世代で、スキンケアをしている層がしていない層を上回っており、男性のスキンケアは一過性のブームではなく生活習慣として定着しつつある状況だ。特に20代では「しっかりしている」が2割を超え、若年層を中心に本格的な取り組みが広がっている。
一方、女性では「しっかりしている」20.4%、「まあまあしている」50.7%を合わせた71.1%がスキンケアをしていると回答した。過去数年と比べ大きな変化は見られず、高い実施率が安定している。ただし20代前半では、「しっかりしている」が31.7%と最も高い一方で、「全くしていない」も12.2%と唯一1割を超えており、スキンケアに積極的な層と距離を置く層に分かれる傾向が顕著だ。
次に美容への興味関心について見ると、男性では「とても興味がある」11.1%、「まあまあ興味がある」29.2%を合わせた40.3%が「興味がある」と回答した。こちらも初めて4割を超え、前年から3.7ポイント上昇している。40代前半までの各世代で関心層が多数派となっており、男性が美容に興味を持つことはもはや特別なことではなくなりつつある。
女性では「興味がある」と答えた割合が65.0%と依然として高水準にあるものの、過去2年間で大きな伸びは見られなかった。むしろ「あまり興味がない」「全く興味がない」層が増加傾向にあり、美容への関心が高い層と低い層の二極化が進行しつつあることがうかがえる。
今回の調査からは、男性市場の拡大余地が引き続き広がっている一方で、女性市場では価値観の多様化が進み、従来型の一律アプローチが通用しにくくなっている現状が明確になった。スキンケア・美容業界にとって、性別や世代ごとの意識変化を踏まえた戦略転換が求められる局面に入っていると言えそうだ。
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