理美容業界の「変」を変える挑戦 Bizsmithが大人向け美容室「The Hair Lounge」
Posted on | 2月 11, 2026 | No Comments
異業種から理美容業界への参入が相次ぐなか、マーケティング支援事業を展開してきた株式会社Bizsmithが新たに美容室事業へ乗り出した。同社は2026年2月1日、東京・日本橋に新サロン「The Hair Lounge」をオープンした。
同サロンは、若者向けトレンドサロンや従来型の理髪店とは一線を画し、施術そのものの時間を楽しむ“大人のための美容室”をコンセプトとする空間だ。施設内にはホテルラウンジをイメージしたラウンジスペースを併設し、施術前後に無料で利用できる設計とした。リラックスの場としてだけでなく、ワーキングスペースとしても活用できる点が特徴となっている。

施術は半個室のプライベート空間で行われ、在籍するのはメンズカットを強みとするトップクラスのスタイリストのみだ。担当スタイリストが最初から最後までマンツーマンで対応し、周囲を気にせず落ち着いた時間を過ごせる環境を整えている。
Bizsmithが美容室事業に参入した背景には、同社の企業理念がある。同社はこれまで、新規事業開発やマーケティング戦略策定、データ分析を起点とした成長支援など、企業のマーケティング活動を幅広く支援してきた。しかし創業当初から、支援事業だけで完結する会社ではなく、自ら事業を持ち業界そのものを変えていく存在を目指してきたという。
同社が掲げるテーマは「職人×ビジネスで、業界の変を変える」だ。専門性を持つプロフェッショナルが、業界構造や商習慣に縛られ、本来の力を十分に発揮できない状況が多くの業界に残っていると同社は指摘する。
理美容業界もその例外ではない。長時間労働や営業時間外の無給労働、道具の自己負担、歩合依存の給与体系など、構造的な課題が積み重なり、結果として人手不足が深刻化している。スタイリストの採用可否が経営成長を左右する局面に入っているのが現状だ。
Bizsmithは、こうした課題は外部からのコンサルティングだけでは変えられないと考え、自ら業界に参入し、持続可能なモデルケースをつくることで構造変革を目指す道を選んだ。その第一歩が「The Hair Lounge」である。
美容師が働きやすく、能力を最大限に発揮できる環境を整えることが、結果として顧客満足度の向上につながる。同サロンが掲げるテーマは「お客さまだけでなく、スタイリストも笑顔になれる美容業界をつくる」だ。
異業種で培ったマーケティングと事業設計の知見を武器に、Bizsmithが理美容業界の構造改革にどこまで踏み込めるか。その動向は、今後の業界モデルの一つの試金石となるか注目したい。
タグ: Bizsmith, 大人の美容室, 革新的経営
























