上昇幅が小さい理美容系物価指数
Posted on | 1月 20, 2024 | No Comments
2023年の消費者物価指数(年次)
総務省は2024年1月19日、2023年の消費者物価指数を発表した。エステティック料金は総合指数に近い指数だったが、理髪料、パーマネント代、カット代、ヘアカラーリング代の理美容系の指数は総合指数に及ばない。
生鮮食料品を除く総合指数105.2、生鮮食料品とエネルギーを除く総合指数(コアコア指数)104.5にも及ばない。とくに理髪料が低迷している。
2023年は世界的な物価上昇や円高の影響を受け、生鮮食料品を除く522品目のうち、455品目が上昇。理美容系の指数も上昇はしたが、上昇幅が他品目に比べ小さかった。
昨年秋ごろからサービス業関係の指数が賃金上昇などから前年同月比で上昇し始めたが、理美容関係は他のサービス業に比べ上昇幅が小さく、かつ遅い。
<2023年の消費者物価指数>
消費者物価指数 : 2023年 : 前年比
総合 : 105.6 : 3.2
理髪料 : 101.8 : 1.4
パーマネント代 : 102.8 : 2.3
カット代 : 102.9 : 1.9
ヘアカラーリング代 : 102.8 : 2.2
エステティック料金 : 104.7 : 2.1
生鮮食料品を除く総合指数 : 105.2 : 3.1
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