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2024年秋冬メイクは「ビターロマンティックメイク」

Posted on | 7月 11, 2024 | No Comments

資生堂ビューティークリエイションセンターは、2024年秋冬のトレンドメイクアップとして、ロマンティックとほんの少しの’毒っ気’をミックスさせた「ビターロマンティックメイク」を提案した。

同センターが「ビューティートレンド研究」として、2024年7月11日発表した。
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24年春夏までは「原点や本質に立ち戻る」という意識が強く、上質でミニマル、オーセンティックなメイクアップが主流となっていたが、秋冬にかけては典型的に美しいメイクアップだけでなく、個性のある多面的なメイクアップ表現が注目されていくと予測した。
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《ビターロマンティックメイク》
 24年秋冬のメイクアップは、Z世代を中心に2年以上人気が続いている、目より下にボリュームをおき、ほおの余白を埋める「下重心メイク」をアップデートします。コレクションのメイクアップの中で、新しい兆しとして現れた’毒っ気’をアイメイクにほんの少し取り入れ、さらに、ほおの高め・中央寄りのチークでロマンティックなムードを演出した「ビターロマンティックメイク」を提案します。
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「ビターロマンティックメイク」のポイント
メインLOOK
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1.アイメイク
 自分自身の持つ、肌の赤みやくすみを活かしたカラーをチョイスすることで、肌の色から浮くことなく、目もとの存在感を出します。
A. 透け感のあるラメアイシャドウをアイホール全体に塗布します。
B. 肌なじみのよいピンクのアイシャドウを下まぶたと上まぶたの目尻に重ねます。
C. ピンクブラウンのアイシャドウを下まぶたの際になじませます。
D. レッドのアイシャドウを黒目の下にぼかし入れます。

・アイラインは、長めに引き、下まつ毛の際にも、点で埋めるように描いていきます。
・マスカラは、セパレートするように上下のまつ毛に塗布した後、下まつ毛にさらに重ねづけをします。

2.チーク
 ほおの高め・中央寄りの位置に、淡い発色のチークを広めにぼかし、発色のよいチークを起点部分に重ね塗りすることで、内側から発色しているような繊細なグラデーションとなり、ロマンティックさを引き立てます。

A. 淡い発色のチークをぼかし広げます。そのままのブラシで鼻先の少し下にもチークをぼかします。
B. 黒目の下に、発色のよいチークを重ねて、グラデーションにしていきます。
C. ほお骨の高い位置からこめかみにかけて、余白を埋めるように、肌なじみのベージュ系のチークでふんわりぼかし仕上げます。

その他のパーツ
肌:トーンアップ効果のあるラベンダーカラーの下地を薄く顔全体になじませ、顔の中心からファンデーションを塗布します。全体にルースパウダーブラシで顔全体に塗布し、透明感を意識した薄膜ツヤ肌に仕上げます。

眉:アイメイクに合わせ、明るめの眉に印象に仕上げます。眉マスカラを塗布し、眉毛が足りない所のみをアイブロウ ペンシルで1本1本書き足していきます。

口もと:唇の輪郭を丸く描き、ふっくらリップに仕上げます。
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大人の「ビターロマンティックメイク」
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24年秋冬に提案する「ビターロマンティックメイク」をさりげなく取り入れたい方は、透け感やツヤを纏わせ、”柔らかさ”をプラスするのがおすすめです。メインLOOKからの、チェンジポイントはふたつです。

1.チーク&ハイライト
 甘さとハリ感を叶える、ハイライトを重ねた立体感チークにチェンジします。
A.淡い発色のチークを、黒目の下からこめかみに向かって、ぼかし広げます。
B.そのままブラシに残ったチークを、目の下に入れていきます。
・ハイライトは、チークを囲むように広めに重ねることで、肌なじみとハリ感をプラスします。

2.アイメイク
 透け感のあるアイテムにチェンジし、自然な下重心メイクを演出します。
A.繊細な輝き感のある肌なじみのよいピンクのアイシャドウを、アイホール全体に塗布します。
B. ピンクベージュのアイシャドウを、下まぶたに広めに塗布します。
C. ウォームベージュのアイシャドウを、下まぶたの際になじませます。
D. 透け感のあるレッドのアイシャドウを、黒目の下にぼかし入れます。

・アイライナーは、上まつ毛の間を埋めるように、目頭から目尻まで細く描きます。下まつげは、リキッドアイライナーで、まつげの際を点で埋めるように描いていきます。
・マスカラは、セパレートするように上下まつ毛に塗布します。
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コレクション傾向
 ファッションでは、24年春夏に一大トレンドとなった「クワイエットラグジュアリー」の主要な要素であった「洗練されたミニマルなデザイン」や、「上質な素材でできたタイムレスなスタイル」といった「原点や本質に立ち戻る」傾向は、24年秋冬には勢いが衰え、「クワイエット」とは逆方向の新たな動きが生まれています。例えば、アイテム1点1点はシンプルだとしても重ね着などスタイリングで奇抜さを演出し、あえてミスマッチな色合わせで違和感を出すなど、「個性」や「強さ」を主張する動きが現れました。

 メイクアップでも24年春夏の上質でミニマルな表現から、24年秋冬はややボリューム感がアップする傾向にあります。さらに日常を感じつつもどこかに違和感のある要素を取り入れたメイクアップが登場しています。普段ならカバーする目の下のクマを、温かみのある色であえて誇張したり、相反する要素を組み合わせたりすることで、「違和感」と「心地良さ」を混在させ、ともすれば不気味に見えてしまうような’毒っ気’がありつつも、ロマンティックなメイクアップ表現になっており、今回の提案は、この傾向に注目をしました。
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<ヘアメイクアップアーティスト>
ビターロマンティックメイク」 メインLOOK
・メイクアップ担当:松井 怜 (Rei Matsui)
・ヘア担当:阿保 麻都香 (Madoka Abo) ビューティートレンド情報分析担当

大人の「ビターロマンティックメイク」 LOOK (サブLOOK)
・メイクアップ担当:寺田 祐子 (Yuko Terada)
・ヘア担当: 西森 由貴 (Yuki Nishimori)

コレクション分析
・資生堂ファッションディレクター 呉 佳子 (Yoshiko Go)
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タグ: ビューティートレンド研究, メイクアップトレンド, 資生堂ビューティークリエイションセンター

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