「顧客数の減少」　改善するも50％超え

Posted on | 11月 6, 2023 | No Comments

主な経営上の問題点
理容業美容業の「主な経営上の問題点」は「顧客数の減少」が多く、理容業で50.2％、美容業で51.6％と他の問題点より20ポイントほど多い。

生活衛生関係営業の景気動向等調査（2023年７～９月期、日本政策金融公庫）より。

2年前には70％を超えていたので、徐々に減少しているとはいえ、問題点のなかでは最多である。過剰店舗という理美容業の構造的な問題が背景にある。

近年、増加傾向にあるのが「原価を価格に転嫁できない」だ。
理容業は今期減少したものの増加向にあるのは変わらない。比較的原価率の低い理美容業でも用剤などの上昇は悩みの一つのようだ。ただし、他の生活衛生業、とくに飲食業は67.5％が問題として上げており、これらに比べると理美容業は低い。

また、「客単価の低下」は緩やかに改善されている。
フラフには表記していないが、「従業員の確保難」は美容業で16.8％あり、比較的高い状態で推移している。

【関連記事】
生活衛生関係営業の景気動向等調査（2023年７～９月期）
https://ribiyo-news.jp/?p=40485

タグ: 日本政策金融公庫, 景気動向調査, 経営上の問題点

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データ＜資料／政府、日本公庫＞

【美容系料金／2022年】
小売物価統計調査より
＜2023年4月21日＞
（県庁所在都市の平均）
品目／料金(円)／(前年比)
理髪料／3,610(+4)
パーマネント代／8,369(+34)
カット代／3,642(+18)
ヘアカラーリング代／6,079(+36)
エステティック料金／11,994(+94)
・47都市の料金は、こちら
・品目詳細、料金算出は、こちら
‥‥‥‥‥‥‥‥
【消費者物価指数／2023年】
＜2024年1月19日発表＞
品目：指数(前年比)
総合指数：105.6(＋3.2)
理髪料：101.8(＋1.4)
パーマネント代：102.8(＋2.3)
カット代：102.9(＋1.9)
ヘアカラーリング代：102.8(＋2.2)
エステティック料金：104.7(＋2.1)
＊2020年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容品目の家計調査／2023年】
1世帯当り年間支払金額
＜2024年2月6日発表＞
品目：金額(前年比)
理容：4882円（-12）
パーマ：2472円（-17）
カット：6803円（+264）
その他：2万2928円（+1259）
＊家計調査「二人以上の世帯」より
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【日本政策金融公庫・生衛融資】
＜2024年11月1日発表＞
融資の種類：利率
・無担保融資の基準金利（税務申告を2期終えている人）：2.30-3.50％
・有担保融資の基準金利：1.30-3.10％
・マル経融資（特利Ｆ）：1.45％
＊条件によって金利が違います。
＊上記以外の融資と利率は
日本公庫融資情報