理美容業界の統計問題
平成が終わろうとしている2019年、第198回国会では「毎月勤労統計」の問題が議論されていますが、理美容業界でもこの業界の根幹を把握するうえで最重要な店舗数、技術者数のデータに関するデータの信頼性が疑問視されています。
人口動態に左右される理美容業
理美容業は生活関連サービス業に分類される職種で、人口動態に影響を受けやすい職種です。人口数の多い地域では需要が高まり、多くの理美容店の営業が可能になります。飲食業やクリーニング業も生活関連サービス業に分類されます。
2年制になった理美容教育だが
平成時代、理美容業界にいくつかの画期的なできごとがありましたが、その一つに理美容学校が2年制になったことがあります。平成10年(1998)に施行されました。
平成の次の時代の理美容業
平成時代も残すところ、数ヶ月。平成時代をひと言でいうなら、停滞と災害の時代、といえるかもしれません。
自家処理から生まれる新たな需要
前回、自家処理が理美容業界へ及ぼす「負」の影響について書きましたが、消費者の自宅処理から生まれる新たな需要もあります。まさに逆移転の発想ともいうべきものですが、それは業界の歴史が物語っています。
最大の競争相手は自家処理
平成時代、理美容業も大きく変わりましたが、同じ生活衛生業として隣接する業種であるクリーニング業、浴場業も変わりました。
実質的に理美容が一体化した平成時代
日本では、理容業理容師、美容業美容師に分かれています。しかし、海外の多くの国では分かれていません。理容と美容が分かれてるのには日本には長い歴史があるからですが、その長い歴史に、実質的に終止符が打たれたのが平成の時代です。
SNSが変える理美容サロン業界
平成の時代はITが急速に進化した時代です。ITは理美容業界にも少なからず影響を与えました。その一つがSNSです。SNSの普及により、理美容業の集客方法が変わりました。
増える、白髪染めをしない中高年女性
平成時代の終盤、白髪染めをしない中高年女性が目立つようになりました。
「脱毛専門医」が登場した平成時代
平成の時代になる前、医師法とは別にアートメイクや脱毛を行う限定的な資格制度の必要性を書いたことがあります。
衰退する理容業
平成の時代は、理容業が衰退した時代といえます。昭和の60年代にはすでに衰退の傾向がみられましたが、平成の30年間、店舗数、理容師数とも減少し続けました。
成功するには「腕」と「才覚」
理美容の仕事で成功するのに重要なのは、「腕」と「才覚」です。
IT、AIと理美容サロン
IT、AIの進化が凄い。人間の生活が大きく変わるつつあります。仕事も変わりつつあります。
理容師・美容師は「名称独占」
いまや日本の理容業と美容業の違いはありません。理容師と美容師の仕事はほぼ同じです。一方の資格があれば、理容師、美容師は名称独占にすぎません。
新人美容師の50%が3年間で離職?
美容師の離職率は高い、といわれています。美容業界のあるセミナーで「せっかく美容師になっても3年以内に72%が離職する」と某講師は語っていました。
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