成功するには「腕」と「才覚」
Posted on | 9月 2, 2018 | No Comments
理美容の仕事で成功するのに重要なのは、「腕」と「才覚」です。
腕は、当たり前ですが技術です。技術は、より高いレベルの技術があるのに超したことはありませんが、平均レベルなら問題ありません。理美容の仕事を目指す人なら、練習さえすれば誰でも平均レベルに達することができるはずです。
難しいのは、才覚です。才覚とひと言でいっても、接客・客あしらいの才覚、客を呼び込む才覚、経営の才覚、人使いの才覚、時代の流れ・流行を読む才覚などなど、いろいろあります。才覚は商才、才覚のある人は商売上手といいかえることもできます。
才覚は、持って生まれた才能、センス、人柄によるところが大きい。努力や勉強によって得られるものもありますが、天性のものも多分にあります。
むかしは腕があれば、独立開業してやっていけたのが理美容業でした。まだ店舗数が多くなかった昭和30年代ごろまでは、技術を身につければ独立できました。腕が身を助ける、の言葉通りです。そして、才覚のある人は羽振りよく、才覚のない人もそれなりにやっていけた時代でした。
しかし、平成の時代になって美容室は急速に増えました。オーバーショップのいまは腕だけでやっていける時代ではありません。腕のある人ほど腕を過信して、失敗する例が少なくありません。コンテストでの上位入賞経験者、有名美容室出身者らの失敗例を耳にします。
逆に、免許取得後、すぐに独立して成功している人もいます。40代で一念発起し、美容学校に通い資格を取得して、福祉美容をメインにした営業で成功した人など、中高年で理美容業界に入ってきた人に成功者は多くいます。彼らは腕はそこそこです。
腕がそこそこでも成功した背景には、それまでの人生の経験から自分の才覚を正しく見極めたからだと思います。自分の才覚、そして自分の適性を見極めて、理美容の仕事を選ぶのが大切です。
繰り返しますが、独立開業という目的があって理美容業界にはいってくる人にとって、大切なのは腕と才覚です。年齢はあまり関係ありません。大切なのは、自分の才覚を見極める自己分析力だと思います。
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