IT、AIと理美容サロン
Posted on | 8月 9, 2018 | No Comments
IT、AIの進化が凄い。人間の生活が大きく変わるつつあります。仕事も変わりつつあります。
IT、AIでなくなる職業ランキングという将来予測が大学はじめ研究機関で発表されていますが、幸い理美容業はIT、AIが進化してもなくならない職業にノミネートされることが多い。
なくならない職業は、「創造性、協調性が必要な業務や、非定型な業務」(野村総研)ということで、創造性が求められ、顧客によって千差万別な非定型業務の理美容業はなくならない職業とされています。
とはいうもの理美容業の周辺業務は、徐々にですがIT化、AIの活用が進んでいます。
顧客管理、従業員管理、経理や集客は、すでに多くの理美容サロンでITを導入しています。また業界流通でもネットを活用した通販が急成長しています。他業に比べると、大きく遅れている理美容業のIT化ですが、これからも進んでいくはずです。
ITの一つであるSNSを集客に活用して成功している理美容サロンがあります。
以前は理美容サロンの立地が重要視され、路面店が有力で、階が一つ上がると10%ほど集客力が落ちる、などといわれていましたが、いまは立地条件より情報の発信力が集客のポイントになっています。
また業界では評価がわかれるところですが、理美容室検索サイトが集客に欠かせない存在になっている、という事実があります。
理美容の業務そのものはITやAIとは縁がなさそうですが、そうでもありません。自動シャンプーはITが組み込まれています。理美容の業務の中でも標準化できる業務は自動化が可能です。この自動シャンプー、カット&カラーに特化した業態店では人手不足を解消する助っ人として活躍してます。
海外ではカットロボットが開発されていますが、そのカット動画を見る限り、刈られている人は恐怖の顔で、現状では罰ゲームに近い。しかし、囲碁の世界で世界クラスの棋士を破るには十数年はかかるといわれていたAIが、あっという間に世界レベルに達した進化のスピードをみると、まんざらカットロボットの実用化も夢ではないかもしれません。
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ロボットバーバー(全自動散髪機)が登場(2012年)
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参考資料・オックスフォード大学「IT、AIでなくなる職業ランキング」(2014年)、株式会社野村総合研究所 「2030年研究室」ニュースリリース(2015年)など。
タグ: 理美容ラウンジ, AI, IT