タカラベルモント、初のグローバルイベント開催 VISION2028とサステナビリティ戦略を発表
Posted on | 5月 16, 2025 | No Comments
タカラベルモント株式会社は、2025年4月23日、創業以来初となるグローバルイベント「TB PARTNERS CONVENTION 2025」を大阪で開催した。国内外から425名が参加し、同社の長年の歩みや今後のビジョン「VISION2028」を共有した。
吉川秀隆代表は、世界のパートナーに感謝を述べ、サステナビリティとイノベーションを軸に、売上高1,000億円を目指すグローバルカンパニーへの成長を宣言。続いて、同社のサステナビリティへの取り組みや、各事業領域の最新戦略も紹介された。
サロン事業では、サロン体験価値向上を目的に「MINIMAL SALON UNIT ONE」やAI搭載スマートミラー「ECILA」などを展開。海外ではYUME SHAMPOOを軸にHEAD SPA市場を牽引し、欧州展開の強化にも注力している。歯科・医療分野でも独自技術や海外拠点展開で存在感を高めている。
さらに、2024年度に制定した「サステナビリティポリシー」「人権方針」「サステナビリティ調達方針」に基づき、企業としての社会的責任を果たす姿勢を強調。大阪・関西万博の同社ブースでは「未来の美」をテーマに展示を行い、来場者との共創を図った。
翌24日には万博会場を視察し、同社が出展する「Quantum Leap for Beauty World」で革新的技術とビューティ体験を紹介した。
理美容・化粧品分科会では、吉川朋秀専務がグローバル戦略としてローカライズ推進と地域密着型パートナーシップの重要性を説明。国内事業では、2024年度のサロン事業売上が376億円、理美容機器・化粧品いずれも前年比成長を達成したことが報告された。
サロン業界の課題として、少子化や人材不足による成長鈍化が挙げられ、Z世代を含む「ロイヤルカスタマー」の囲い込みが鍵だとした。2025年度は「グローイングエンゲージメント」をテーマに、DX化とスタッフのキャリア支援を通じて、サロンの持続可能な経営と顧客満足の向上を目指すとした。
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