育毛・発毛と「メカノバイオロジー」
育毛メニューを導入している理美容店は多いが、その効果については科学的なエビデンスの面で説得力は正直いまひとつだった。
毛のようなもの
「毛」は軽い。この軽さから、「たいしたことがない」の意味で使われる慣用句があります。「毛の生えたようなもの」「毛のようなもの」など。『広辞苑』は、「わずかにまさっているが、たいして変わらないものの意」と説明しています。
毛を吹いて疵を求む 「吹毛」
「毛」を『広辞苑』で引くと、まず「哺乳類の皮膚に生える糸状角質形成物」とでてきます。
撥水性の高いスクワレンで皮膚を保護
当コラム「毛の起源 3つの説」(http://ribiyo-news.jp/?p=28681)で、なぜ皮膚に毛が発生したのかを説明する3つの説を紹介しました。その一つに、皮脂腺から生まれた、という説があります。
毛の起源 3つの説
毛は皮膚の付属器官の一つで、毛のほかに、汗腺や皮脂腺、爪などがあります。なぜ皮膚に毛が発生したのか、毛の起源についてはいくつかの説がありますが、有力とされる三つの説を紹介します。
なぜホモサピエンスだけが生き残った?
いまから4万年ぐらいまで、地球上には3種類のヒトが生存していました。ネアンデルタール人、デニソワ人と私たちの祖先であるホモサピエンスです。
黒人、白人、そして黄色人種
体毛喪失による皮膚の進化
猿は二足歩行をするようになり、ヒトになります。いまから700万年~600万年まえのことといわれています。二足歩行で、より大きな頭部を支えることができ、脳が発達しました。
スキンヘッドは危ない?
剃り上げた頭のことを坊主頭ともいいますが、最近はスキンヘッドと呼ぶことが多い。このスキンヘッドという言葉、日本の和製英語ではなく、米国でも使われる言葉ですが、注意が必要です。
眉だって物をいう
「目は口ほどに物をいう」という言葉があります。「何も言わなくても、目つきから相手の気持ちや感情が伝わる」、「言葉で偽っても、目を見れば真偽がわかる」といった意味があります。
インディアンの悲劇
脱毛は若い女性に限らず、美意識の高い男性もしています。脱毛をする、しないはあくまでも個人の趣向ですが、部族の風習として脱毛していたのが、アメリカ・インディアンです。
体毛が薄くなったから「家族」
ヒトが他の動物と違うのは二足歩行すること、といわれてます。二足歩行することで脳が発達し、手が自由になり道具を使えるようになったからです。
シェービングの習慣は第一次世界大戦後に普及
男性のヒゲは、社会を映す一つの文化といえます。21世紀のいまは多様性の時代で、髭を蓄えている男性もいますし、毎朝剃っている人もいます。
X線で脱毛する女性の執念
「ありのままで~」という歌が流行ったことがありますが、世の中には「ありのまま」に我慢できない人もいます。その一つが「ありのままの毛」です。
ヘアサイクルは進化の名残り
毛髪は皮膚の付属器官の一つです。進化の過程で、生物の表皮はウロコになったり、羽毛になったりします。ヒトはケラチンでできた皮膚を中心に、体毛や汗腺などで被われています。
薄毛の原因は「ゴースト血管」?
受容体型チロシンキナーゼ「Tie2」(タイツー)が関係
歳を重ねると多くの人の髪は薄くなります。若いときの男性型脱毛症と違って、年相応、自然の摂理かもしれません。若いころほど気にしません。
でもなかにはクログロ、フサフサの老人もいます。個人差のある世界です。