グレイヘアとシルバーヘア
Posted on | 10月 14, 2020 | No Comments
日本ではグレイヘアが流行っていますが、新型コロナの影響もあって欧米でもグレイヘアの人が増えているらしい。米国では2、3年前からグレイヘアが注目されているといいますが、日本と米国では呼び方が違います。
日本ではグレイヘア、米国ではシルバーヘアということが多い。
英語の辞書(ジーニアス英和辞典)によると、グレイ(gray)は「灰色の」「鉛色の」「ネズミ色の」など色合いの意味があります。
そこからグレイヘア(gray haired)が一般的に使われています。
grayには「灰・曇天の色を連想させ、しばしばよくないイメージを暗示する」表現に使われます。
graying:老い(る)、高齢化(する)
grayness:平凡さ、活気がない
さらに、
gray area:不況地帯
などもあります。
米国人にとって、grayという言葉はマイナーなイメージがついてまわるようです。
そこで、オシャレに敏感な人たちやメディアは、マイナーなイメージのあるグレイを避けて、シルバーを使っているようです。
シルバー(silver)は「銀」です。
silver tail:名士
という言葉もあります。名前にもよく使われています。
silvester(シルベスター、男子名)
silvia(シルビア、女子名)
シルバーは米国の人にとっては、輝かしく華やいだイメージが強くあるようです。
日本では、シルバーというと「老人」をイメージする言葉として使われることが多く、グレイヘアは新鮮さが感じられます。グレイとシルバー、日本と米国では逆の関係なようです。
もっとも、英語の辞書には、グレイヘアは載っていますが、シルバーヘアはありません。
参考:ジーニアス英和辞典
タグ: グレイヘア, シルバーヘア, 髪にまつわるエトセトラ