メラニン生成を抑制する常在菌を発見
ヒトの皮膚にはいろいろな常在菌が存在しているが、メラニン生成を抑制する働きのある常在菌が発見され、色素沈着を防ぐのに役立つ可能性がある。
2-MNGがメラニン合成反応の進行を抑制
メラニンは生体を日光紫外線から守る役割が一方、過剰なメラニン合成はシミになって生活の質(QOL)に影響を及ぼす恐れがあるが、色素沈着に対処する新規有用成分が開発された。
ヒト由来幹細胞培養上清液の皮膚科学的機能性を検証
ヒト由来の幹細胞培養上清液が美容に効果的であることは知られているが、科学的にその効果が検証された。
リフトアップ効果は「斜め外向き」
若見えの鍵の一つといわれるリフトアップ、単なる上向きではなく「斜め外向き」に移動することがリフトアップの印象に重要であることがわかった。
日本人と中国人で差があるまぶたの形態
まぶたの形態は加齢とともに変化するが、日本人と中国人とでは50歳を過ぎると、中国人女性はまぶたの長さが顕著に減少する。これは目尻の上のたるみに関係していると思われる、という。
美容分野への応用も期待 培養皮膚の顔型ロボット
ヒト細胞に由来する生きた培養皮膚(*)を持つ顔型ロボットが開発され、将来的には美容分野への活用も期待される、という。東京大学が2024年6月26日発表した。
髪の毛のうねりを改善するメカニズムを解明
梅雨の時期に悩まされる髪の毛のうねり。アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムというヘアケア成分がうねりを改善するが、そのメカニズムが解明された。
常在菌が多いほど「肌が粗い」
皮膚には目には見えない常在菌が存在しているが、「菌数が多いほど肌が粗い」などの皮膚常在菌の数と肌状態の関係性が確認された。
死んだ角質細胞が単に堆積しているだけでない角質層
角層(角質層)は、死んだ角化細胞の角質細胞が単に堆積しているのではなく、下から弱酸性-酸性-中性と分化し、角層pH三層構造を形成し、それぞれ重要な役割を担っているのが発見された。
皮膚老化因子は、トロンボスポンジン-1(THBS1)
ロート製薬は、大阪大学蛋白質研究所との共同研究で、皮膚老化に対し効果的な因子がトロンボスポンジン-1(THBS1)※1であることが判明した、と2024年5月9日発表した。
傳田光洋資生堂主幹研究員らが数理モデルで皮膚老化現象など解明めざす
コンピュータを駆使して、複雑な数理モデルをシミュレーションして解析する、いま最先端の数理モデリングによって、皮膚疾患の解明をめざすCRESTの研究で、長山雅晴グループと資生堂リサーチセンターの傳田光洋主幹研究員のグループが共同で取組んでいる。
プロテアソーム活性の低下が皮膚組織を悪化
ポーラ化成工業(ポーラ・オルビスグループ)は、タンパク質分解酵素複合体「プロテアソーム」活性の低下が表皮、皮下組織の状態を悪化させることなどを発見した。
「美肌遺伝子」はCCN2 資生堂が発見
肌組織に関わる遺伝子CCN2が、美肌に重要な成分を増加させる「美肌遺伝子」であることを発見した、と資生堂は2024年4月9日発表した。
美や感性に関連する脳機能の研究
美や感性に関連する脳機能が、「神経美学」と8K映像技術を組合わせた研究が専門学会で優秀賞を獲得した。
ケラチンマイクロ球体ゲルに発毛効果
筑波大学は、毛髪の主成分であるケラチンをマイクロ球体化し、水中に分散させた「ケラチンマイクロ球体ゲル」が、毛包の成長促進に効果があることをマウスを用いた実験により実証した、と2024年2月発表した。
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