ヘアカラーリングすると身体機能が改善
Posted on | 12月 26, 2024 | No Comments
ヘアカラーリングを行うと生活の質が向上し、2週間経過後にさらに身体機能が改善することが明らかになった。
ホーユーは、ヘアカラーリングが与える生活の質と身体機能への効果を調査し、2024年12月25日発表した。
この調査は2回目で、第1弾ではへアカラー後に外出意欲が高まる事を解明している。
なお、この調査結果は第2回日本化粧品技術者会 学術大会で発表した。
<主な調査トピックス>
・ヘアカラーリングによる自身の髪に対する満足度は少なくとも2週間継続
ヘアカラーリング直後の「自身の髪に対する満足度」は、直前と比較すると有意に上昇し、2週間経過後も同様の結果となりました。このことから、ヘアカラーリングによって自身の髪の満足度が向上し、その効果は少なくとも2週間後まで継続していたことが示されました。
・ヘアカラーリングによって継続的(4週間)な生活の質の向上を確認
WHO QOL26※を用いて測定したところ、ヘアカラーリング1週間前~4週間後において生活の質に関する総合スコアが向上し続けており、ヘアカラーリングは継続的な生活の質の向上に効果があることが明らかとなりました。質問票は、身体・心理・社会・環境の4領域に関する設問で構成されており、特に心理的領域において顕著な改善が見られました。
※WHOが開発した生活の質を測る国際基準の調査票
・ヘアカラーリング2週間後に身体機能が改善!
耳・肩・腰の3点がなす直線性を評価したところ、ヘアカラー前と2週間後で有意な「姿勢の改善」が見られました。これはストレートネックや猫背の改善とも解釈できる姿勢変化で、ヘアカラーリングを実施したことでポジティブな心理状態に変化し、その結果として姿勢の改善が引き起こされたと推察されます。
また、ヘアカラー前と2週間後では握力の有意な向上も確認され、この期間における行動変容(人と会う機会の増加など)が影響した可能性が考えられます。
<今回の調査を通じて>
・ヘアカラーリングがもたらす新たな価値証明の第一歩に
今回の調査より、ヘアカラーリングによって自身の髪に対する満足度が上がり、その結果生活の質が向上し、さらに姿勢・握力といった身体機能が改善することも明らかとなりました。
ヘアカラーリングは単に髪色を変えるための行為ではなく、心理的・社会的健康や幸福度向上にも効果があることが示唆され、ヘアカラーリングによる心の変化と身体機能改善のメカニズムをより詳しく調査することで、“ヘアカラーリングセラピー”など新たな領域を開拓・構築できる可能性が広がると考えています。
タグ: ヘアカラー効果, ホーユー, 美容サイエンス