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紫外線暴露による皮膚老化の要因を解明

Posted on | 3月 3, 2025 | No Comments

biyo_s_logo紫外線暴露による皮膚の老化現象要因のひとつが解明された。

膜結合エラスターゼのネプリライシンは、紫外線に曝露された皮膚線維芽細胞や老化した真皮線維芽細胞に豊富に発現する、皮膚のしわを誘発する原因物質の一つだが、ネプリライシンの線維芽細胞でのIL- 1α刺激発現増強に関与する細胞内シグナル伝達メカニズム」を解明され、『The Journal ofDermatology』(発行:日本皮膚科学会)に論文が掲載された。

ビタミンC誘導体の成分研究化粧品などを開発するトゥヴェール社が2025年2月25日発表した。芋川⽞爾宇都宮⼤学特任教授(医学博⼠)指導による共同研究。
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ネプリライシンの過剰発現は、皮膚弾力性を発揮している3次元直線性エラスチン線維ネットワーク構造を線維芽細胞の周囲で切断し、皮膚弾力性を低下させ、シワの形成を引き起こします。このネプリライシンはUVB暴露表皮細胞から分泌されるインターロイキン1α(IL-1α)が真皮に浸透し線維芽細胞に働くことによってその産生と活性が増強されます。

本研究では、IL-1αによる刺激が真皮線維芽細胞でどのような細胞内シグナル伝達経路を介してネプリライシンを増強するか明らかにしました。
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結果
真皮線芽細胞におけるIL-1α刺激でのシワ誘導酵素エラスターゼ、ネプリライシンの発現が、ERK/JNK/c-Jun/c-Fos/AP-1の細胞内シグナル伝達カスケードの活性化を介して増強されることが判明しました。

多くの天然素材や化学物質がERK/JNK/c-Jun/c-Fos/AP-1シグナル伝達因子に対する阻害効果を示すことが判明しているため、IL-1α刺激によるネプリライシンの発現に関連する細胞内シグナル伝達カスケードの解明は、シワ試験が動物実験禁止により代替法の開発が望まれている中、培養細胞を使用して新しいネプリライシン酵素の発現増強抑制剤のスクリーニングが可能となり、新しい効果的な抗シワ剤の開発が簡単にできるようになり、その意義は極めて高い発表となりました。
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論文は
『The Journal ofDermatology』
成体ヒト真皮線維芽細胞におけるしわ誘発性エラスターゼネプリライシンのインターロイキン-1α刺激発現は、ERK/JNK/c-Jun/c-Fos/AP-1の細胞内シグナル伝達軸を介して媒介される
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1346-8138.17520
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タグ: 皮膚老化, 紫外線, 美容サイエンス

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