パート理容・美容師の時給は1319円
「賃金構造基本統計調査」(2022年)短時間労働者
パートなど短時間労働の理容・美容師の時給は1319円で、傾向としては緩やかに上昇している(n=1万1420)。
理容・美容師の年収は、年齢と勤続年数
小規模事者が大半の理容・美容サロン業界は従業者規模は9人以下が多いが、「5~9人」規模の年収は「10~99人」規模のサロンを上回っている。
理容・美容師の年収は145職種中134位
「賃金構造基本統計調査」(2022年)より
理容・美容師の賃金は年収換算で145職種中134位だった。男女別では、男性理容・美容師は130位、女性理容・美容師は109位だった。
理容・美容師の年収は「30~34歳」までは上昇
理容・美容師の年収は「30~34歳」までは上昇するが、それ以降はほぼ横ばいに推移し、「55~59歳」は大きく落ち込む。
理容・美容師の年収は330万1400円
賃金構造基本統計調査(2022年)より
2022年の理容・美容師の賃金(決まって支給する給与額)は26万7500円で、これに年間の賞与などを加えて算出した年収は330万1400円になる。2020年の329万9800円をわずかに上回り、これまでの最高額を更新した。
理容師美容師の年収は324万円
理容師美容師の年収は国家資格職種のなかでも低い。国家資格をテーマにした大和ネクスト銀行のコラム(2023年1月16日掲載)によると、代表的な国家資格17職種のなかで、理容師美容師の年収は324万円で最低だった。
美容店が増え続ける理由
理美容業は離職率の高い職種です。その一方で新規開業が多く、昭和の時代から店舗過剰が指摘されている業界です。
理容師美容師の年収は324万1千円
厚生労働省は2022年3月25日、2021年賃金構造基本統計調査を発表。従業員10名以上の企業サロンに勤務する理容師美容師の月給(決まって支給する現金給与額)は26万5千円だった。
理容・美容師は勤続年数は11.1年 「5人~9人」規模
2020年賃金構造基本統計調査(「5人~9人」規模)
厚生労働省は2021年5月21日、2020年賃金構造基本統計調査(「5人~9人」規模)を発表した。理容・美容師は勤続年数が11.1年で、「10人以上規模」の店に務める人より倍以上長く勤務している。
理美容師賃金(2020年) 前年比5.9%上昇
賃金構造基本統計調査(2020年)
厚生労働省は2021年3月31日、賃金構造基本統計調査を発表。対象は10人以上を雇用する企業で、2020年の理美容師の平均年収(*)は329万8千円になり、前年を18万4千円(5.9%)上回った。
理容・美容師の給与は87位 令和元年の所定内給与
令和元年「労働統計要覧」(厚生労働省)職種別所定内給与額によると、理容・美容師は24万5300円(男女)で前年より1万2千円ほど上昇し、129職種中87位と前年より11位順位を上げた。
129職種中98位の理容・美容師 所定内給与額
平成30年「労働統計要覧」職種、性別所定内給与額によると、理容・美容師は男女の所定内給与額は23万3300円、男性は26万0400円、女性は21万8400円だった。
山高きが故に貴からず
理美容店で働く理美容師の年収は、一般企業に務める人より少ない。その差は大企業ほど大きくなる。規模が小さくなれば差が縮まり、小規模零細サロンの健闘が光る。理美容サロン企業は、大きければいい、ということはまったくない。(『賃金構造基本統計調査』2020による。以下、同)
大規模な理美容店ほど、年収差が大きい
理容師美容師の年収は、残念ながら低い。『賃金構造基本統計調査』2020によると、2019年の理容・美容師の年収は、全産業に比べ38%低い。同調査では、10人~99人、100人~999人、1000人以上の規模別に発表しているが、規模が大きくなるに従い、差が開く。
理美容は1000人以上規模企業が見劣りする 全産業比
賃金構造基本統計調査
理美容師の給与水準は年々上昇しているとはいえ、全産業と比べると見劣りする。10人以上の規模の企業の労働者を対象にした「賃金構造基本統計調査」は、「10人~99人」、「100人~999人」、「1000人以上」の3つの企業規模ごとに集計しているが、理美容師の給与は企業規模が大きくなるにつれ、全産業との差が開く。