死んだ角質細胞が単に堆積しているだけでない角質層
角層(角質層)は、死んだ角化細胞の角質細胞が単に堆積しているのではなく、下から弱酸性-酸性-中性と分化し、角層pH三層構造を形成し、それぞれ重要な役割を担っているのが発見された。
肌の免疫機能強化の可能性 環状アミノ酸の一種「エクトイン」
資生堂は、エクトインがメラトニン合成を促進し 肌の免疫機能強化へと導く可能性を発見した。
角層の硬化がシワの原因
皮膚の角層が硬化すると、シワの根本原因とされる角層と真皮の肌ギャップを進行させることが確認された。
皮膚SS結合の加齢による減少がシワの一因
老人性のシワは、「皮膚のSS結合が減ると皮膚が変形後、元に戻りにくくなる」「加齢によって角層のSS結合量が減少する」ことが一因かもしれない。
『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性』
すでに「スーパー臓器」として認識されている皮膚だが、今世紀に入って皮膚医学の進歩は目覚ましく、教科書を書き換えるような発見が相次いでいる。
ヤーマンと東京大学大学院医学系研究科皮膚科学が共同研究
美容機器メーカーのヤーマンは、国立大学法人東京大学大学院医学系研究科皮膚科学と「美容技術を構成する電気エネルギーがリバースエイジングを誘導するメカニズムのさらなる解明にむけて」共同研究を開始する、と2023年3月28日発表した。
皮膚、人間のすべてを語る
美容系職種と関係が深い皮膚の研究が進んでいる。五臓六腑には含まれないが、6番目の臓器として認識されるようになり、さらに他の臓器にはない、皮膚の自律性が認識されるに至った。『皮膚、人間のすべてを語る』
『化粧品の効能を考えるときに読む皮膚科学』
皮膚に関する医科学的な研究は飛躍的に進み、最新皮膚科学を活用したスキンケアや、加齢による外観の変化に対する予防的医療(セルフメディケーション)的な面にも活用されている。
資生堂、米国の皮膚科学研究所との提携を6年拡大
資生堂は、ハーバード医科大学付属皮膚科学研究所と米国マサチューセッツ州ボストンにあるマサチューセッツ総合病院が設立した皮膚科学研究所「CBRC(シービーアールシー)(Cutaneous Biology Research Center)」と、2019年9月17日、共同研究に関する提携を6年拡大することで合意した、と9月18日発表した。
傳田光洋資生堂主幹研究員が『皮膚は…』著す
資生堂グローバルイノベーションセンターの傳田光洋主幹研究員(工学博士)は『皮膚はすごい 生き物たちの驚くべき進化』を岩波書店から発行。皮膚の研究者としての洞察力を盛り込みながら、生命活動と皮膚との関係をわかりやすく説明した書籍として、理美容師さんやエステティシャンにも参考になる。