皮膚、人間のすべてを語る
Posted on | 8月 14, 2022 | No Comments
美容系職種と関係が深い皮膚の研究が進んでいる。五臓六腑には含まれないが、6番目の臓器として認識されるようになり、さらに他の臓器にはない、皮膚の自律性が認識されるに至った。『皮膚、人間のすべてを語る』
サブタイトル「万能の臓器と巡る10章」。モンティ・ライマン (著、オックスフォード大学医学部リサーチ・フェロー、皮膚科医)、塩﨑香織 (翻訳)。
マルチツールのような臓器(第1章)、腸感覚 身体の内と外とのかかわり(第3章)、光に向かって 皮膚と太陽をめぐる物語(第4章)、老化する皮膚(第5章)、第一の感覚 触覚のメカニズム(第6章)、魂の皮膚 皮膚が思考に及ぼす影響(第10章)
各章の見出しを拾い出しただけでも、皮膚に興味ある人には興味深い。
『皮膚は考える』(岩波科学ライブラリー)などの著書がある傳田光洋さん(資生堂)の研究と重なる部分もある。皮膚はヒトにとって最重要の一つの臓器であることは間違いない。
出版社 : みすず書房
発売日 : 2022年5月11日
単行本 : 320ページ
ISBN-10 : 4622090929
ISBN-13 : 978-4622090922
寸法 : 14 x 2.7 x 19.4 cm
アマゾンからも購入できる。(試し読みもできる)
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