角層の硬化がシワの原因
Posted on | 7月 18, 2023 | No Comments
皮膚の角層が硬化すると、シワの根本原因とされる角層と真皮の肌ギャップを進行させることが確認された。
資生堂が2023年7月13日発表した。
同社と本多電子(株)、豊橋技術科学大学が共同開発した「肌内外3D弾性イメージング技術」を活用して確認したもの。角層と真皮の肌ギャップを同社では「2層の肌ギャップ」と呼んでいる。
また、シワを改善する効能効果が認められている有効成分「純粋レチノール」に角層柔軟化作用があることを見出し、皮膚表面から奥へのシワの進行を防ぐ新たな機能があることを明らかにしました。
純粋レチノールは、高い肌改善効果を有する一方で、酸素・熱・光などで容易に分解されるため、効果を十分に発揮させるためには、安定に保ち、肌に確実に届ける工夫が必要。同社は30年以上にわたるレチノール研究の中で、製品中に純粋レチノールを安定的に配合できる独自技術「Shiseido Retinol TripleLock Technology(資生堂 レチノール トリプルロック テクノロジー)」を開発し、「純粋レチノール」の効果を肌へ確実に届けることを実現しているという。
純粋レチノールは、レチノール類の中でも、誘導体ではなく、純粋なビタミンAのことを指す。純粋なレチノール(ビタミンA)を、医薬部外品・有効成分として配合することは、国内では同社が唯一認められている、という。
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