美容所25万4422施設 増加が続く
Posted on | 2月 25, 2021 | No Comments
令和元年度衛生行政報告
厚生労働省は2021年2月18日、令和元年度衛生行政報告の概要を発表。美容所は25万4422施設(前年度比+3282、+1.3%)、理容所は11万7266施設(同-1787、-1.5%)だった。2020年3月末時点での集計。
美容所の増加が止まらない。美容所は2001年以降、東日本大震災で被災県の集計作業が滞った2011年を除いて、毎年増え続けている。1999年に20万の大台にのせたあと、2004年には21万台、2009年22万台、2013年23万台、20116年24万台、昨年25万台にのせた。このままいけば再来年には26万台を超す勢いだ。
一方、理容所の減少が続く。2012年に増えたのを除いて、1999年以降、減少している。1999年には14万台だったが、2005年13万台、2014年12万台、昨年11万台になった。2013年以降毎年4桁で減少している。
従業美容師は54万2089人
従業している美容師は54万2089人(同+8275人、+1.6%)、理容師21万4279人(同-3751人、-1.7%)だった。従業美容師は1993年以降毎年増え続けている。しかも毎年1万人前後増えていて美容人気の高さが伺える。
従業理容師は2004年以降毎年減少している。理容を志望する若者は美容の1割もない状態が続き、高齢理容師が多いことから、今後も減少する可能性が高い。
理容業と美容業は業務内容に大きな違いはなく、減少する理容業に美容業がとってかわっている構図が浮かび上がる数字だが、理容業美容業を合わせてもヘア産業の施設数は増加している。すでにオーバーショップ状態といわれて久しいが、個々の施設間の競争がますます厳しくなるのを示す資料だ。
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タグ: 厚生労働省, 衛生行政報告