丁髷からザンギリへの移行法
明治維新、文明開化の象徴であるザンギリ頭への変化については、当欄でも何回か紹介しました。その混乱ぶりを含めて、西洋理髪への黎明期の状況を記しましたが、いづれも業者側の視点からでした。
第1回国勢調査にみる「理髪業理容業」就業者数
大正9年(1920年)に我が国初の国勢調査が行われ、当時の理美容業の就業者数が公表されました。
パーマネント代、カット代、ヘアカラーリング代の関係は
<2022年小売物価統計調査>
美容室のメインメニューといえるパーマネント、カット、ヘアカラーリングの料金は密接な関係がありそうです。
戦前の美容師実技試験
いま厚生労働省の「美容師の養成のあり方に関する検討会」で、美容師試験の実技試験の課題が検討されています。
「美容室」、「理容室」表記がいまのトレンド
行政用語では、美容所、理容所と呼びますが、美容所、理容所では素気ないし、おしゃれ感もありません。
女子の縮髪
「女子の縮髪」と題して、マルセルアイロンを紹介した一文が『明治事物起源』(石井研堂・著)に掲載されています。
ニグロパーマ、ニグロヘアは差別的表現
ニグロパーマという言葉は、パンチパーマの亜流として理容業界では古くから使われている技術用語、スタイル用語の一つです。
理美容店を利用しない未利用者 その理由
世の中には理美容店を利用しない人が一定数います。その理由は様々です。
1月7日は「七草爪」の日
1月7日は「七草爪」の日です。「爪の日」「爪切りの日」ともいいます。よくある記念日とは違い、古来から伝わる暦上の風習です。
理容店とヤクザ・マフィア
理容店は、髪をカットしながらリラックスできる空間なので訪れる客は心も解放され、ひと時を楽しみます。しかし、それが災いして事件の舞台になることがあります。
「モボ」「モガ」の生みの親
「モボ」「モガ」はモダンボーイ、モダンガールの略で、大正時代の若者に流行った洋風ファッション、風俗として知られています。
南極観測隊の理髪係
2022年11月11日に出港した、第64次南極観測隊を載せた観測船「しらせ」には、隊員の髪をカットする「理髪係」が乗船しています。
「床屋にて」 宮城道雄さんの随筆より
正月の定番BGMといえば筝曲「春の海」。その「春の海」を作曲した盲目の宮城道雄さんには何篇かの随筆集があります。
縮れ毛と自己家畜化論
「最近、ウエーブのかかった女性が増えたみたい」。少しご高齢の美容師さんとの雑談で、そんな話を聞きました。
かもじの話
和髪はかもじを利用することが多いですが、かもじという言葉は、もともとは宮中の女房詞で、髪の「か」と接尾語の「もじ」から構成されています。
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