129職種中98位の理容・美容師 所定内給与額
平成30年「労働統計要覧」職種、性別所定内給与額によると、理容・美容師は男女の所定内給与額は23万3300円、男性は26万0400円、女性は21万8400円だった。
山高きが故に貴からず
理美容店で働く理美容師の年収は、一般企業に務める人より少ない。その差は大企業ほど大きくなる。規模が小さくなれば差が縮まり、小規模零細サロンの健闘が光る。理美容サロン企業は、大きければいい、ということはまったくない。(『賃金構造基本統計調査』2020による。以下、同)
大規模な理美容店ほど、年収差が大きい
理容師美容師の年収は、残念ながら低い。『賃金構造基本統計調査』2020によると、2019年の理容・美容師の年収は、全産業に比べ38%低い。同調査では、10人~99人、100人~999人、1000人以上の規模別に発表しているが、規模が大きくなるに従い、差が開く。
理美容は1000人以上規模企業が見劣りする 全産業比
賃金構造基本統計調査
理美容師の給与水準は年々上昇しているとはいえ、全産業と比べると見劣りする。10人以上の規模の企業の労働者を対象にした「賃金構造基本統計調査」は、「10人~99人」、「100人~999人」、「1000人以上」の3つの企業規模ごとに集計しているが、理美容師の給与は企業規模が大きくなるにつれ、全産業との差が開く。
女性パート理美容師の時給は1242円
賃金構造基本統計調査
ママさん美容師の復職などで、パートタイムで働く女性理美容師が増えているが、彼女らは月の約半分出勤し、時給1242円で1日約6時間働いている。厚生労働省が2020年3月31日に発表した「賃金構造基本統計調査」による。
5~9人店で働く理美容師の平均年齢は37.4歳
賃金構造基本統計調査
事業規模5~9人の理美容サロンで働く理美容師の平均年齢は37.4歳で、10人以上の店で働く理美容師と比べて、6.2歳高いが、給与は1割ほど安い。厚生労働省が2020年3月31日に発表した「賃金構造基本統計調査」による。
女性理美容師の年収は291万円 男性の約8割
女性理美容師の年収は291万円で、男性理美容師の354万円の8割程度にとどまっている。年齢が2歳若く、勤続年数もやや短いのも影響している。厚生労働省が2020年3月31日に発表した「賃金構造基本統計調査」による。
理美容師の年収は129職種中119位
平成29年賃金構造基本統計調査
厚生労働省が2018年2月28日発表した平成29年賃金構造基本統計調査で、所定内給与額は3年連続で前年を上回り23万3千円なった理美容師だが、年収ベースでは129職種中119位だった。
改善されない理美容業界の低賃金
平成27年賃金構造基本統計調査
平成27年の賃金構造基本統計調査が2016年2月18日発表された。理美容業の所定内賃金は20万1200円で、前年より1800円増えたものの、全産業の平均(30万4000円)より10万2800円低い。差額は2001年(平成13年)以降最大で、理美容業界の低賃金構造は改善されていない。
40代以上の美容師を集めた大人の美容室オープンへ
40代以上のベテランスタイリストだけを集めた大人の美容室が近くオープンする。シャインスピリッツ社の「ネクストヘアー」。20代スタッフが6割以上を占める理美容業界にあって(http://ribiyo-news.jp/?p=14672)、雇用環境に変革をもたらす可能性もある新たな試み、といえる。
理美容従業者の給与 一部の年代除き全産業を下回る
厚生労働省が2015年2月19日発表した平成26年の賃金構造基本統計調査によると、理美容従業者の給与(所定内)は一部の年代を除き、各年代ともおおむね全産業を下回っている。
20代従業者が6割超す理美容業
厚生労働省が2015年2月19日発表した平成26年の賃金構造基本統計調査によると、理美容業の従業者は20代に集中しており、全産業の平均と大きな違いがある。
理美容従業者の給与 下がる<賃金構造基本統計調査>
厚生労働省は2015年2月19日、平成26年の賃金構造基本統計調査を発表した。全産業では賃金は上昇したが、理美容業は所定内賃金が20万円を割り込むなど前年に比べ下落し、業界全体が低迷していることを裏付ける結果だった。
平成25年の理美容師の賃金は微増
平成25年の理美容師の賃金(所定内)は月20万85百円、年収は265万81百円で、前年より賃金は2千円(1%)、年収は5万81百円(2%)増えた。2014年2月20日発表の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)による。
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