理美容は1000人以上規模企業が見劣りする 全産業比
Posted on | 4月 6, 2020 | No Comments
賃金構造基本統計調査
理美容師の給与水準は年々上昇しているとはいえ、全産業と比べると見劣りする。10人以上の規模の企業の労働者を対象にした「賃金構造基本統計調査」は、「10人~99人」、「100人~999人」、「1000人以上」の3つの企業規模ごとに集計しているが、理美容師の給与は企業規模が大きくなるにつれ、全産業との差が開く。
年収(*)で比べたグラフ参照。
「10人~99人」規模では、理美容師の年収は全産業の75%だが、「100人~999人」規模は68%、さらに「1000人以上」は56%でしかない。労働者の年齢、勤務年数なども考慮する必要があるが、規模が大きくなるほど給与面で差が開くのは確かだ。同年齢の給与を比べても、高齢になるほど差が開く。
結局のところ、理美容サロン企業では高齢になるにつれ年齢に見合った給与を支払うことができず、30歳から40歳ぐらいになると辞める理美容師が増える。この結果、慢性的な人手不足なっている。
*)年収=きまって支給する現金給与額☓12+賞与
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タグ: 理美容サロン企業, 理美容師の給与, 賃金構造基本統計調査