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頭皮エイジングの鍵は炎症制御 マロニエエキスの有用性確認

Posted on | 3月 5, 2026 | No Comments

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株式会社アリミノは、東京工科大学との共同研究により、加齢に伴う頭皮の微弱な炎症反応に着目し、「マロニエエキス」が頭皮環境の維持に寄与する可能性を見出したと2026年3月4日に発表した。

頭皮の炎症は、髪のパサつきやうねりといったエイジングヘア特有の質感変化に関与していると考えられている。今回の成果は、従来の血行促進中心のアプローチとは異なる、“炎症制御”を起点とした新たな頭皮エイジングケアの可能性を示すものだ。

研究ではまず、加齢による頭皮状態の変化を定量的に評価した。20代および40代以上の女性を対象に頭皮角層を比較した結果、40代以上では細胞面積の減少、多重剥離度の上昇、酸化タンパク量の増加、さらに炎症指標であるIL-1ra/IL-1α比の有意な上昇が確認された。これらは、加齢に伴い頭皮が酸化ストレスや慢性的な炎症の影響を受けやすくなり、健やかな環境を維持しにくくなっていることを示唆する結果である。

次に、頭皮炎症の制御に有用な素材の探索を実施。表皮角化細胞を用いて7種の植物エキスを検討したところ、マロニエエキスが炎症性サイトカインIL-1αの発現を有意に抑制し、炎症調整に関与するIL-1raの発現を亢進することを確認した。さらに、過酸化水素による酸化ストレスモデルにおいても同様の傾向が認められ、炎症改善に寄与する可能性が示された。

加えて、マロニエエキスはヒト外毛根鞘細胞においてキューティクル関連遺伝子(KAP5)の発現を亢進させることも確認された。これは頭皮環境の改善にとどまらず、毛髪構造そのものにも好影響を与える可能性を示す知見である。

本研究は、加齢による頭皮変化が単なる血行不良や乾燥ではなく、皮膚表面の慢性的な炎症と深く関係している可能性を科学的に示した。アリミノは今後、本成果を生かし、頭皮の炎症制御を起点としたヘアケア製品の開発を進める方針だ。パサつきやうねりといった大人女性の髪の悩みに応えるとともに、年齢を重ねても自由なヘアデザインを楽しめるヘアケアの実現を目指す。

なお、本研究成果は2025年12月8日から10日に開催された第3回日本化粧品技術者会学術大会で発表された。

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タグ: アリミノ, 美容サイエンス, 頭皮ケア

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