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ミノキシジル ストレス性脱毛の早期改善に可能性

Posted on | 2月 27, 2026 | No Comments

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大正製薬株式会社は、壮年性脱毛症(AGA)治療薬として知られる発毛成分「ミノキシジル」が、心身への強いストレスによって発症する「休止期脱毛症」(ストレス性脱毛)を早期に改善させる可能性を見出したと発表した。

研究成果は皮膚科学専門誌「The Journal of Dermatology」および第33回毛髪科学研究会で報告された。

休止期脱毛症は、心理的プレッシャーやインフルエンザなどの感染症、過激なダイエット、手術などを契機に、毛髪が成長期から休止期へ移行し、一時的に抜け毛が増加する脱毛症である。新型コロナウイルス感染症後に見られた、いわゆる“コロナ脱毛”もその一種とされる。通常は3〜6か月で自然回復することが多いが、急激に大量の毛髪が抜けるため精神的負担は大きく、生活の質の低下につながる場合もある。

ミノキシジルは毛髪を休止期から成長期へ移行させる作用を持ち、主にAGA治療に用いられてきた。この作用機序から休止期脱毛症への応用が期待されていたが、十分な検証は行われていなかった。

同社はまず、休止期脱毛症の病態を模倣したマウスを用いて検証を実施。5%ミノキシジル製剤を外用した群では、ミノキシジルを含まない製剤を用いた群と比較して、新たな毛の成長が早期に促進された。
洗髪1回あたりの抜け毛本数が減少
さらに、日本人成人男女12名を対象とした探索的臨床試験(非盲検・非対照)を実施した。新型コロナ感染後、発熱性疾患、心理的ストレス、手術、過激なダイエットなどを原因とする休止期脱毛症患者に対し、5%ミノキシジル配合剤を1日2回、24週間外用した。その結果、単位面積あたりの毛髪数は増加傾向を示し、総毛髪数は8週および12週、硬毛数は4週および12週で治療前と比較して有意な増加が認められた。

特に改善が顕著だった症例では、24週間で総毛髪数が1平方センチメートルあたり24.3本増加した。また、洗髪1回あたりの抜け毛本数も開始時の250〜300本から24週時には150〜200本へと減少している。

これらの結果から、5%ミノキシジル製剤の外用が休止期脱毛症の早期改善に寄与する可能性が示唆された。ミノキシジルは従来の壮年性脱毛症治療にとどまらず、ストレス性脱毛に対する新たな治療選択肢となる可能性がある。今後のさらなる検証が進めば、休止期脱毛症に悩む患者の精神的負担軽減と生活の質向上につながることが期待される。

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タグ: ストレス性脱毛, ミノキシジル, 美容サイエンス

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