理美容従業者の給与 一部の年代除き全産業を下回る
Posted on | 2月 27, 2015 | No Comments
厚生労働省が2015年2月19日発表した平成26年の賃金構造基本統計調査によると、理美容従業者の給与(所定内)は一部の年代を除き、各年代ともおおむね全産業を下回っている。
全産業を超えている一部の年代は男性では45歳~49歳(占める割合1.1%)、65歳~69歳(同0.1%)、女性では55歳~59歳(同1.4%)、60歳~64歳(同1.0%)、70歳以上(同0.2%)の各年代。しかし理美容業では、この年代に占める人の割合は全産業と比べても少ない(http://ribiyo-news.jp/?p=14672)。
理美容従業者の給与は一見、全産業を下回りつつも全産業に追随しているのだが、従業者の年齢は20代が極めて多いという人口構造があることを忘れてはならない。
下のグラフは所定内給与額を表しているが、所定内給与×12月+賞与の年間所得額をみると、女性は全産業が252万円、理美容は240万なのに対し、男性は全産業493万円、理美容343万円と男性の理美容従業者のほうが差が大きく、男性従業者の現実は厳しい。
データ(10人以上従業者がいる企業が対象)
全産業
男性従業者 1490万0270人
女性従業者 725万6280人
理美容業
男性従業者 9970人
女性従業者 1万8240人
【関連記事】
http://ribiyo-news.jp/?p=14652
http://ribiyo-news.jp/?p=14672
タグ: 賃金構造基本統計調査