美容業の経営取組事例 2022年4-6月期
Posted on | 9月 2, 2022 | No Comments
日本政策金融公庫は2022年8月23日、生活衛生関係営業の経営取り組み事例を発表。美容業では、インスタの活用、客単価アップなどが紹介された。
美容業の経営取組み事例 2022年4-6月期
・白髪ぼかしのカラーリングを広めるため、Instagramに写真や動画を多く投稿した。その結果、新規のお客さまが遠方からお越しになることもあった。(千葉県)
・オーガニック商品を導入し、客単価のアップを図った。(長崎県)
過去の取組事例・・・・・・
2022年
・お客様の無料送迎サービスや無料のお顔剃りサービスを実施するとともに、眉カットやメイク直しなど、メイク全般の相談対応に取り組んでいる。
・新しいトリートメントメニューの導入や、感染対策のための店内改装を実施するなど、新規客(若者層)の集客に取り組んでいる。
2021年
・従来の電話予約に加え、LINE公式アカウントからの予約受付も開始したところ、「24時間いつでも予約ができて便利」とお客から好評である。
・店内を個室風にリニューアルしたところ、コロナ禍での3密回避のニーズにマッチしたのか、予約増加につながった。
・コロナ禍の影響を少しでも軽減するため、予約中心の営業スタイルに切り替えている。加えて、お客様の利便性向上のため、LINEでの予約受付を始めた。
・来店サイクルを早めるため、会計時に使用期限を区切った次回割引券を配布している。
・SNSの活用においては、お客様とのコミュニケーションを重視している。「いいね!」の拡がりで新規客も増えている。
・感染リスクの軽減を図るため、LINEを使った完全予約制を導入。加えて、接触機会を低減するため、キャシュレス決済の対応も始めた。
・ヘアマニュキアやヘアトリートメントなど、店販品のキャンペーンを定期的に実施し、客単価アップを図っている。
・ホットペーパーに加え、Googleマイビジネス、インスタを活用。サービスや価格だけではなく、お店の雰囲気を伝えることで、初来店のハードルを下げている。
・完全予約制を導入して3密回避に取り組むとともに、来店頻度が減った高齢者に対しては、訪問美容で対応している。
2020年
・自治体発行のプレミアム付き商品券の取扱店に参加。また、キャッシュレス決済の導入でお客様の利便性向上と感染防止にもなっている。
・水戸市のプレミアム付き商品券の取扱店としてDMで周知したり、スマホ対応のHPに改良したことで、若いお客様を確保できた。
・静岡市が実施する産業活性化支援対策補助金「エール静岡」に参加。次回予約のお客様に景品を進呈する事業を展開したところ、リピーター化が図れている。
・SNSを活用した求人やアプリを使った24時間対応の予約システムの導入など、IT化による生産性向上に取り組み始めた。
・持続化給付金を活用して、壁紙や鏡(ドレッサー、木製)の抗菌を施すなど店内リニューアルを実施した。マスク着用や換気の徹底、完全予約制の導入、美容椅子の使用制限など、感染防止対策を徹底していることをお客様にアピールしている。
・公庫融資と持続化給付金を活用し、店舗の改装とホームページの刷新を行った。カラーやトリートメントのメニューにオーガニックの付加価値をつけ、同業者との差別化
を明確にした。
・これまで新規客は予約無しの利用が多かったが、コロナ禍では予約無しの来店が無くなり効率化したことで、以前より丁寧な接客ができるようになった。オーガニックのカラーやトリートメントの新メニュー、ヘアケアの物販が伸びてきている。
・コロナ禍で取組みが遅れたクレジットカードやアプリなどのキャッシュレス決済を導入した。チラシによる周知に取り組んだ効果もあり、新規客の確保に繋がった。
・ヘッドスパや新しいトリートメントの開発など、エイジングメニューを導入した。来店客数が制限されることから、メニューを増やしサービスと客単価の向上に取り組んでいる。
・アルコール手指消毒、スタッフ全員のマスク着用、窓開放による換気の徹底、施術毎のセット椅子除菌清掃、タブレットのデジタル雑誌の導入等の感染防止への取り組み内容を、ポップやSNSを通じて情報発信している。日々のミーティングを通し、スタッフの感染防止への意識を高めるようにしている。
・新型コロナ対策として、手指、道具類、動線等の消毒に加え、県美容組合で開発したお客用の「ゴムなしマスク」等で衛生管理を徹底し、安心・安全な空間の状況をユーザーに「見える化」した。
・来店予約の減少はじめ、冠婚葬祭や各種イベントが縮小・中止されるなかで、衣装レンタルや出張写真など装いのお手伝いの写真や動画をSNS発信し続けることで、顧客をつなぎとめた。
・感染防止対策の取り組みをお客様に周知し、来店時には手指消毒をお願いするとともに、退店後の消毒も確認してもらっている。従業者はマスクを必ず着用し、お客様にもマスクを無料配布し着用してもらっている。
・手指の消毒、店内の換気設備設置による「密閉」対策、完全予約制による「密集」対策、スタッフのマスク・フェースシールドの着用による「密接」対策を徹底している。利用できる美容椅子を減らし、お客様同士の間隔を広げている。
・新しい生活様式に合わせた営業形態への移行、スタッフのシフトを見直し出退勤時間を調整するなどして感染防止を徹底するとともに、アフターコロナを見据えた人材確保にも取り組んだ。
・店内の「密集」を避けるため完全予約制の導入とともに、スタッフの勤務シフトを大幅に見直したことで、客数は減少したものの、施術効率と生産性の向上が図れた。
・好みのカットやカラー、トリートメント等のお客様情報を一元管理する「顧客カルテ」システムを導入。誕生日等の記念日に使える割引チケットや流行のヘアースタイルの情報を盛り込んだDMに活用するなど次回予約に繋げている。
・スタッフによる施術動画をSNSで発信しフォロワー数を増やす取り組みを全スタッフで実施。動画を見てインターネット予約が入るスタイリストが新規客を確保している。
・帰宅が遅いOL向けに夜8時まで受付を延長したところ、大変好評で固定客化にも繋がっている。
・スタッフの働き方改革推進で営業日数・営業時間を若干短縮した。スタッフ自身も予約方法や施術作業の効率化に積極的に取り組んでいる。
・働き方改革へ対応すべく休業日を増やし、労働時間の短縮など就業規則を見直した。労務環境を改善したことでスタッフとのコミュニケーションが深まり、集客や客単価アップに向けた取り組みに工夫がみられるようになった。
2019年
・マイクロスコープや洗浄器等を導入し、ヘアエステのメニューを充実させたことで客単価が向上した。
・カットやカラーなどの定番メニューに加え、ハンドマッサージやヘッドマッサージ、トリートメント等のプラスワンメニューを追加して付加価値を高めた。
・1店舗をジュニアスタイリスト育成サロンとして立ち上げ、1日でも早くスタイリストとしてデビューできるようにした。また、給与体系を見直し、頑張れば給与が上がる体制にした。
・次回の来店カードを発行しリピーター化を図るとともに、カラー専門の会員制度を作り、流行りの最新情報をSNSで発信している。
・初期費用が不要なスマホアプリのQRコード型キャッシュレス決済を導入したところ、利用者も増えてきている。
・日本髪を結える技術を持つ着付けスタッフを教育し、日本舞踊の会や着付け教室などの新たな需要を開拓している。
・国の消費者還元事業に参加するため、キャッシュレス決済を導入し店頭広告したところ、新規の来店客の増加に加え、シャンプー・トリートメントのヘアケア商品の店頭販売への波及効果もあり、客単価が向上した。
・高齢者向けサロンとして、バリアフリーを取り入れた店舗にリニューアルし、より安心・安全なサロンとして支持されるよう、接客や施術サービスの拡充に取り組んだ。
・足腰が不自由になった高齢者の送迎サービスを強化している。また、送迎を担当する従業員に手当を支給することで士気が高まり、お客様にもさらに親切に笑顔で対応できるようになるなど、効果が現れている。
・ホットペッパービューティでのネット予約を始めたことで少しづつ新規顧客が増え、リピーター化しつつある。また、毎日のブログと口コミに対してお礼のメッセージなどを発信し続けている。
・SNSを活用したヘアスタイルの情報発信により、新規客の獲得とリピーター化に結びついている。また、クレジットカード決済のキャッシュレス対応も行った。
・中小企業未来サポートの援助でホームページを作り直し、お店を紹介するパンフレットを作成中。また、数少ない弱酸性美容室で、皮膚の弱い方等が遠方から探して来てくれている。
・ポスレジを最新のシステムにすることによって、ポータルサイトからの予約や自社のネット予約の一元管理ができるようになり、空き時間が減った。また、まつ毛エクステや新しい美髪メニューを導入することによって、新規客が増えた。
・勤務年数が長い女性スタッフが多いので、結婚や出産もあり、育児休暇を取ったり学校行事等で休むことも多いので、休みやすい職場作りを目指している。
・インスタグラムでサロンスタイルやおすすめメニュー等を発信しており、フォロアー数も順調に伸びてきているので、これからもSNSには力を入れていきたい。HPもリニューアルしたので、SNSからのリンクを促進して営業案内やキャンペーン等の情報発信に役立てたい。
・クレジットカードでの支払いを可能にしたところ、縮毛矯正などの少し高額な施術を行う客が増加した。
・スタッフのカットコンテスト出場などにも力を入れ、その様子をSNSにアップすることでお客様の来店アップに繋がっている。また、動画を活用し、スタイリングやコテの使い方を発信している。他にも、公民館での講師依頼なども受け、それぞれのスタッフが外への発信力を高めることで、売上に繋がっている。
・ホットペッパーに掲載するにあたって、ブログやSNSを充実させたところ反響があった。新しいメニュー開発やまつげエクステの導入を効率よく告知することができて、成果が出ている。
・夏と冬に福袋を販売し、店販の売上を2倍に上げることができた。また、携帯のブログにヘアースタイル等の写真を数多く掲載し、お客様の注目を集めるように取り組んだ。
・キャッシュレス化の取組みとして、スマホによるPayPay決済を導入し、新規客の囲い込みを開始した。
2018年
・国からの専門家派遣を活用して、専門家と話し合い、新しいメニューを作った。
・従業員とのコミュニケーションをとる時間を増やした。今、何をやりたい、今後どうなりたい等、従業員の近くにいることを心掛けている。
・他店との差別化を考えて高料金のカラーメニューに取り組んでいる。料金を安くして客寄せするのではなく、お客様の満足度を高めるサービスを考えていきたい。
・以前に比べてドライヤー・ヘアーアイロンの性能が抜群に優れており、お客様に勧めやすく、購入される方が増えた。カット等で売上を伸ばすのが望ましいが、器具等の販売は利益率も高く必要だと実感している。
・美容組合で訪問美容のチラシ、パンフレットを作成し、地域包括支援センターや市役所介護支援課窓口において利用を呼びかけている。
・新規メニューの導入・開発とメールマガジンによる囲い込み、会員価格メニューを作り拡販する。
・人材の確保に向けて、子育て中の主婦が働きやすい時間帯でスタッフを募集している。
・従業員が働きやすい職場環境を目指し、面談や能力向上セミナー、勉強会などモチベーションの上がる事項を増やし、雰囲気の良い職場づくりに取り組んでいる。
・高齢者や車を運転されない来店にお困りの方を対象に、水、木曜日の限定で無料送迎を実施。
・店舗内でまつげエクステの施術をしており、そのお客様がヘアーの施術にも来てくれるようになり相乗効果が出ている。また、まつげエクステは、SNSの導入により新規顧客が増加している。
・ホットペッパービューティーや楽天ビューティーに掲載するに当たり、それぞれに適したメニュー内容をつくり、集客の最適化をした。また、時間単価を計算して効率の良いメニューに力を入れている。
・4月より週休二日制にしたことで、平日の暇な時間が減り、効率が良くなった。また、従業員も体が楽になった。
・お客様の憩いの場所として店舗の側にテラスを増設し、家族連れのお客様やお友達同志でお茶をしてもらったり会話を楽しんでもらったりしている。そういう中で、信頼関係を築いて顧客定着につながればよいと思う。
・新製品や流行の施術を導入している。SNSを積極的に活用し、お店の宣伝やヘアメイクの写真を掲載していることがお客様から高く評価されている。また、予約制に変更したことで待ち時間がなくなったことも来店客の増加に繋がっていると思われる。
・ヘルパー2級の資格を活かし、介護が必要な高齢者の車の乗降、店舗室内への誘導等を手伝っている。また、仕上がったヘアスタイルをデジカメで撮影し、写真を差し上げており喜ばれている。
・美容室をビルの1階・2階で展開していたが、スタッフ不足、顧客の減少、高齢化による自身の健康問題等も相まって、2階をコミュニティースペースに改装した。その結果、お客様との昔話や地域の話題を楽しく会話する場所として重宝されている。これからの時代、経営面だけでなく、社会に貢献できるような店舗にしていきたい。
・頭皮にやさしいヘアカラー等、特徴的なメニューを展開している。地域では、「髪にやさしい美容室」として認知されるようになった。また、日頃からスタッフのスキルアップにも努めている。
・従業員満足度を上げるため、賃金アップや休暇を多く取れるように職場環境を改善したところ、従業員個人レベルの売上が上がってきた。
・インスタグラムやfacebookを活用し、お客様の着付けの様子やカットスタイルの掲載などを継続して行っていることが、新規顧客の増加に繋がっているように感じる。また、新しい薬品を使ったカラー施術を行うなどお客様に飽きられないように工夫している。
・ホットペッパーへの掲載当初は、経費が高く、収益への貢献はなかったが、徐々に効果が表れ顧客増加に繋がっている。また、若い人の来店が増え、活気が出てきた。
2017年
・生衛同業組合活動の一環であるお客様感謝企画として、11月に梅沢富美男氏の公演を開催した。チケット販売の先行予約は生衛組合の会員店のみで行ったことで、新規顧客の獲得に成功した。また、お得意様とも共通の話題で親密感が増した。個人では限界があるが、組合などの組織力でお客様のための企画を充実することが、経営の取り組みとして重要になってきていると実感している。
・若い人材の教育に時間と資金を投入している。また、時間はかかるが、地道に紹介のお客様を大切にしている。
・髪質が良好となるスパを取り入れたところ、お客様から大変好評を得た。また、SNSを活用し、ヘアスタイル、店内の癒し空間、スタッフの人柄などを常に紹介している。さらに、フライヤーを見やすくしたり、ポスティングにも心がけている。
・技術的に比較的容易なメニューを増やし、従業員が責任を持ってできる仕事を多くすることで、客単価アップ及び従業員のモチベーションを上げるようにしている。
・現在利用しているPOSレジはクラウドを利用して管理している。これと連動してメール予約やWEB予約への対応を積極的に行いたい。
・将来、自分の右腕になりうる人材を選び、年4回コースの「右腕塾」というセミナーにスタッフを派遣するなど、地力を上げるべく努力している。
・今回、20周年キャンペーンを行う為に、過去5年間の来店者全員(一部をのぞく)に手紙を出した。お礼の気持ちと、これからの展望やキャンペーン内容などを書いた。この手紙をきっかけに久し振りの来店客も増えた。近所の方の来客数が減ってきていたので、地域限定の割引キャンペーンも同時に行った所、初来店の客も増えた。
・頭皮マッサージ、耳のマッサージ、手指のマッサージなどのプチ健康マッサージを取り入れ喜ばれている。
・前回の技術等について「気になるところはなかったですか?」とか、「1ヵ月経って一番気になる所はどこですか?」など自宅でのケアを中心に伺っている。お客様と少しでも会話することで求めていることが早くわかる様になり、次のスタイルの提案もしやすく次回へ繋がるよう心がけている。
・従業員1名が育休で長期不在のため、お客様に迷惑がかからないよう予約の取り方を考えている。パーマ率は低く、期待できないので、トリートメントに力を入れたところ、リピート率が良くなって売上に貢献できるようになった。それに伴い、店販品のシャンプーやトリートメントが売れている。
・自宅で髪を染めているせいか、髪が傷んでいる人が多い。特に高齢の方は髪が細くなっているので、髪に負担のない方法として、アルカリ性ではなく、酸性か弱アルカリ性のカラー液に切り替えを勧めている。その結果、髪の状態がとても良くなったと好評。
・PR用のポケットティッシュを作成し、他業種の方の店頭等に置かせてもらっている。また、インターネットで着付けサービスや時間外サービスをアピールし、多少の売上アップにつながっている。
・毎年、年間計画をスタッフと共に作成することで、自店の強み弱みを把握し、細かな目標を立てている。また、次回予約制度の導入により、来店回数の増加につながった。
・ゆとり世代、さとり世代の従業員が中心になっており、コミュニケーション能力が乏しく、人間関係のトラブルが多発した。そこで、個人レベルでのミーティングを行い、個人の考えや他のスタッフへの要望、会社への不満点などを聞きだし、お互いが理解しあえるような取り組みを行った。その結果、業務がスムーズに行えるようになったことで効率が上がり、お客様の回転率も上げられるようになった。
・Facebookやホームページ(作成中)で、店のアピールをしていきたい。また、従業員が20代~50代と幅が広い事も特徴の1つとして、世代ごとのニーズに合わせて、キャンペーンをしたい。
・美容室を1階と2階で展開していたが、技術者の確保が難しいため2階を閉鎖。そのかわり2階に「おもてなしカフェ」(談話室)を設け、地域密着型のコミュニティーができるような場をつくった。今では、顧客同士や顧客とスタッフがリラックスしてゆっくりと話し合いができる場ができ大変好評である。
・今は、ほとんどの方がスマートフォン等の画像を見てスタイルを決め、その画像での施術を求められるので、日頃から色々なスタイルをチェックするようにしている。また、自分に合ったスタイルは何かと聞かれることも多いのでアドバイスできるようにしている。その場合、アレンジなどもプラスしてアドバイスすると反応が良いように感じる。加えて、店販商品の使い方もしっかりアドバイスする。
・従業員を既婚の子育て中の女性に絞り、閉店時間を早めたり、子供の行事の際も有休が取得できるようにし、働きやすい職場にすることを目指した。結果、それに対応した客層への絞込みもある程度できたと思う。お店の雰囲気も良くなり、顧客もゆっくりと過ごせる環境になった。
・スタッフのモチベーションを上げることが重要。何が得意かを考えて出来ることを探してあげ、それを繰り返すことで出来ることが増え自信を持って前向きになっていくように思う。楽しくすることと、負荷をかけるバランスが大切なように思う。
2016年
・地方で人口が減少しているなか、SNSとインターネットの活用や新メニュー開発などによる効果があった。また、メニューの単価アップを行ったものの、高品質が評価され移行されるお客様が増えた。
・在宅の方向けに訪問美容を行っており、より良いサービスを提供するためにスタッフが介護免許を取得した。
・安心・安全な材料の使用、頭皮へのダメージを低減するヘアカラーの塗り方、推奨するオーガニック製品など、お客様にとって良いと思われる情報をブログやフェイスブックにアップしている。それをご覧になった方が、遠方からご来店・再来していただいている。また、当店で働きたいというスタッフの確保にも繋がっている。
・駅前再開発が進むなど活気のある地域に立地していることもあって、この地域性を活かして、若者が集う飲食店と異業種コラボレーションのイベント企画を実施しており、口コミ客や紹介客の確保につながっている。
・当店のお客様は比較的高齢の方が多いので、育毛に関するアドバイスや育毛に良い整髪料を勧めている。
・周辺人口の減少や顧客の高齢化により固定客は減少しているが、新メニューの導入などをSNSやホームページでPRした結果、新規客が来店するようになった。
・座り心地の良い椅子や首への負担がないフラットなシャンプー台などの設備投資を行い顧客増につながった。顧客からは、長い時間座っていても気持ちよく過ごせると好評である。
・フェイスブック、インスタグラムなどのSNSによる情報発信回数を増やしたところ、お客様から「おもしろい」と興味を持っていただいている。また、スタッフの人柄が分かるようにブログに書くことで親近感を感じてもらい、リピーターとして通っていただけるようになった。
・若いスタッフの育成に力を入れている。また、若年層の集客に向けてホットペッパーのネット予約を導入した。
・一階の空き店舗を改装して、バリアフリーの小さなプライベートサロンをオープンした。スタッフ不足のため予約のみで対応しており、高齢者や足の不自由な方に喜ばれている。
・ブライダルの美容着付が減少しているため、葬儀場での美容着付、高齢者や老人施設での訪問美容など美容の取り組みに力を入れ従業員の仕事を確保している。今後は客単価が高く出来るよう技術力アップに努める。
・情報の発信が大切だと考えており、ブログやフェイスブックを頻繁にアップしている。また、ヘアアレンジやカラー剤などの美容情報から、お勧めのレストランやプライベートを含めた楽しい情報、さらにはスタッフ1人1人の人柄がわかるような情報を発信し、より身近に感じていただけるように努めている。
・スタイリストも勤続10年くらいから独立、結婚等で退社するようになる。できるだけ会社に残ってほしいため、将来のキャリアプランを提示し、社員一人ひとりと面接し、能力人事評価で給与を決めている。客単価アップを図り、技術向上のため基本技術の見直しをしている。また、アシスタントにも人間力・ホスピタリティ向上の勉強会を行っている。将来的には、高齢者・障害者にも対応できる店づくりを計画している。
・高齢者の来店客が多いため、和式トイレを洋式トイレに、入口はスロープに改修。車いすでもシャンプーができる様に移動式シャンプー台導入等物理的な環境を整えた。売上に繋がれば良いと考えている。
・来店頻度の多い白髪染めの常連客に対して、別部屋にてシャンプー後のヘアーの乾かしとセットをセルフでしてもらう、低料金メニューを売り出したところ、地域で話題となり新規来店客の増加に繋がっている。
*太字は、編集部による
タグ: 日本政策金融公庫, 美容業の経営, 美容業の経営事例