美容師の生涯教育としても「まつ毛エクステンション教育」を実施
Posted on | 6月 15, 2013 | No Comments
厚生労働省は2013年6月14日、生活衛生営業関係の衛生問題検討会を開き、「まつ毛エクステンション教育プログラム検討会」の報告案を了承。今後、まつ毛エクステンション教育は、今回の教育プログラムに添って、日本理容美容教育センターでのテキスト編纂作業、さらに美容学校での教育現場に落としこまれることになる。
衛生問題検討会の正式名称は「平成25年度 第1回生活衛生関係営業等衛生問題検討会」。「まつ毛エクステンション教育プログラム検討会」は衛生問題検討会の分科会。衛生問題検討会がこれまでの検討に基づき昨年11月にとりまとた論点整理をふまえ、「まつ毛エクステンション教育プログラム」について、全美連が主催して検討してきた。
「まつ毛エクステンション教育プログラム等について」の報告内容は、消費者の安心安全を最優先した内容になっている。
(詳細は別稿 http://ribiyo-news.sakura.ne.jp/?p=10323)
美容師養成施設での選択必修科目として採用することを前提にしているが、検討会では美容学校生だけでなく、有資格者の美容師を対象にした生涯教育としても行うとした。
そのため全美連を中心に「まつ毛エクステンション教育プログラム」にそった講習などの実施することになるだろう。その場合、既にまつ毛エクステンション講習を実施している東京都美容組合の講習などが参考になると思われる。
また、美容師なら誰でもできる技術ではないので、美容師資格者を前提にした、まつ毛エクステンションに特化した資格認定制度や衛生管理基準、器具用剤などの基準、さらには万が一の場合に備え医療機関との連携や補償制度などについても、全美連が中心になって自主的に検討していく必要がありそうだ。
なお、検討会の当初から医療機関出身の構成員らが指摘していた、グルーなどの用剤の規制や専門医との連携などについては、事務局(厚生労働省)の担当官によると、衛生問題検討会では検討しない。実際に美容師の行うまつ毛エクステンションの実績をみてからということなのだろう。
まつ毛エクステンションを行う美容業界を代表して検討会に出席した吉井眞人全美連理事長は座長から発言を求められ、「まつ毛エクステンション教育は美容師の生涯教育として、安心・安全を第一に取り組んでいきたい」と語った。
タグ: まつ毛エクステンション, 厚生労働省健康局生活衛生課