変わる理美容師の働き方 広がる兼業、副業
半数が一人営業
働き方改革が推進されるなか、理美容師の働き方も多様化し、兼業、副業が増えているのが国の統計からうかがえます。
理美容室の約4割は住宅地区に立地
令和3年経済センサス活動調査・立地環境特性編
理美容室は立地環境によって売上げに差がある。商業集積地やオフィス街では高い。
個人事業が84%を占める理美容業界
理美容業界は小規模零細事業者が多く、理容業は92%、美容業は80%が個人事業だ。
従業者規模別の1従業者売上 20-29人規模の理容は7百万円超
令和3年経済センサス活動調査(2023年6月27日発表)によると、従業者1人当たりの売上は、理容業は279万円で463万円の6割ほどと少ない。
理美容業の売上は2兆0968億49百万円
令和3年経済センサス活動調査(2023年6月27日発表)によると、理容業の売上は4427億97百万円、美容業は1兆6540億52百万円で、コロナ禍だったにもかかわらず理美容業の売上は2兆0968億49百万円あった。
理美容室の半数は1人営業
理美容業は小規模零細事業者が多い。1人営業の店(事業者)が理容業は46%、美容業は50%を占める。理美容サロン業界のほぼ半数が1人営業になる。
理容室8万7048店、理容師16万8442人、1店舗当たりの従業者は1.94人
令和3年経済センサス活動調査
2021年の全国の理容室は8万7048店、理容師(理容従業者)数は16万8442人で、1店舗当たりの従業者は1.94人になる。
美容室16万2461店、美容師40万8707人、1店舗当たりの従業者は2.52人
令和3年経済センサス活動調査
2021年の全国の美容室は16万2461店、美容師(美容従業者)数は40万8707人で、1店舗当たりの従業者は2.52人になる。
理美容師1人当たりの人口は217人
47都道府県別 理美容師1人当たりの人口
2021年の理美容師1人当たりの人口は217人で、47都道府県別では最多は神奈川県の283人、最小は秋田県の154人だった。
法人比率は理容業8.6%、美容業24.7% 個人経営が多い理美容業
令和3年経済センサス活動調査
総務省は2023年6月27日、令和3年経済センサス活動調査結果を発表した。理容事業所数は8万7048店、美容事業所数は16万2431店、従業者は理容業16万8442人、美容業は40万8707人で、美容業は理容業の2倍の規模になる。
経済センサス活動調査(2016年)細分類
平成28年(2016)経済センサス‐活動調査より
美容所数 産業小分類で日本一に
産業小分類ランキング
信号機より多いといわれる美容室、平成28年時点で日本の産業小分類中で最多だった。平成28年経済センサス活動調査の確報結果によると、美容業は専門料理店を抜いて1位の事業所数だった。
経済センサス平成28年活動調査にみる美容系産業の概要
経済センサス平成28年活動調査にみる美容業、理容業、エステティック業、リラクゼーション業、ネイルサービス業の業界売上、事業所数、従業者数。