まつ毛エクステンションに慎重姿勢 全美連
Posted on | 1月 25, 2012 | No Comments
全美連(三根卓司理事長)は2012年1月25日開いた第349理事会で、美容師の業権と課長通知された、まつ毛エクステンションについて、着付やエステ、ネイルなどのように検定制度は導入しないと語り、危険が伴う施術だけに慎重な姿勢を示した。
まつ毛エクステンションについては平成20年の課長通知で美容師の業務であることが通知された。通知後も美容師以外による施術が横行していることから、平成22年には摘発を含む再度の課長通知が出された。
しかし、その後も被害件数が後を絶たないため、昨年より厚生労働省では検討会を開いて、この問題を検討している。
その検討会で、美容師養成施設でまつ毛エクステンションの教育が行われていないことが指摘されたため、全美連では日本理容美容教育センターにカリキュラムの導入を求めた、と理事会で報告された。
なお、厚生労働省の検討会では、約半数を占める医師の構成員がまつ毛への施術に対して、基本的に反対の立場を鮮明にしており、美容業界としては、まつ毛エクステンションを業権として囲い込むものの、実際の施術に対しては慎重に対応する方針のようだ。
また理事会では、まつ毛エクステンション団体の要請を受けて国会議員が活動していることなども報告された。
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