タイの元女性受刑者に美容教育 ラポールヘア・グループ
Posted on | 4月 6, 2024 | No Comments
ラポールヘア・グループは、タイの社会起業家支援組織Change Fusion Groupと連携し、「Impact Salon Project(インパクト・サロン・プロジェクト)」を立ち上げ、タイにおける就労支援事業を開始した。
同社が2024年4月3日発表した。
現地での女性の雇用創出のため美容室の開設も目指すという。
同社は2011年、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市で創業。美容室ラポールヘアの運営やフランチャイズ事業を展開。これまでに女性美容師の復職支援や「女性を取り巻く社会・文化的規範」などの課題解決に取り組んできた。
日本国内で構築してきた女性の復職、就労継続を支援するノウハウや仕組みが、タイでもニーズがあることが分かり、Change Fusion Groupと連携事業をスタートするに至った、という。
連携事業のスタートとして2024年3月28日、29日、タイ法務研究所(Thailand Institute of Justice、以下TIJ)からの依頼を受けて、元女性受刑者3人に対して2024年3月28・29日に、ヘアカラーに特化したトレーニングを実施した(写真)。
トレーニングは、ラポールヘア・グループの声がけにより早川美容商事(長野県)と、ヘアサロンLe shu(同)が賛同し実現した。早川美容商事がトレーニングに必要なカラー剤などのスポンサー協力、Le shuは実際のトレーニングの設計・実施をした。
なお、タイでは女性の受刑者は軽犯罪が多く、2-5年で出所はするものの、復職に困難を抱えている人が多いという課題があり、TIJは社会復帰支援プログラム「再スタート・アカデミー(Restart Academy)」を昨年に開始。美容師の育成と復職支援事業を2024年2月にスタートしていた。
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