理容文化遺産に本山砥・日本剃刀
Posted on | 1月 28, 2017 | No Comments
全理連は理容文化遺産・教材として、本山砥・日本剃刀を多数所有している、渡部丈夫全国理容中央学園理事から譲渡(購入)することを2017年1月26日開催の全理連理事会で決めた。
本山砥は、理容師(江戸時代・床屋)が剃刀研磨で使う必需品だが、すでに京都周辺の産地では産出し尽くしている。剃刀のほか日本刀の仕上げ用研磨にも使われる。研磨剤となる名倉砥とともに現在では貴重品として珍重されている。日本剃刀は、現在でも製造・販売されているが、希少品である。
渡部理事は、砥石・剃刀合わせて、およそ800個ほど所有しているとのことで、全理連では貴重な文化遺産を後世に残すために500万円を計上。購入・譲渡後は理容ミュージアム(全理連ビル4F)で展示されるほか、技術を伝承する教材として貸し出すことも計画されている。
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