女性客用の日本剃刀「京越(きょうえつ)」
Posted on | 4月 1, 2024 | No Comments
女性用に特化した日本剃刀が鍛冶職人によって製作され、2024年3月発表された。日本剃刀「京越(きょうえつ)」。
越前市池ノ上町の「鍛冶工房いわい」の職人が約2年間かけて制作し、越前市の越前千代鶴の館で記念発表会が行われた。
地元メディアの『福井新聞』オンラインなどが3月31日伝えた。
越前打刃物の技を理容文化の活性化に生かすのがが開発の目的で、当日顔剃りを体験した女性は「肌への負担が少なかった。化粧をするのが楽しみ」というコメント(『福井新聞』オンライン)。
片刃の日本剃刀の剃り味は格別といわれているが、明治時代に両刃でコンケーブのある西洋剃刀が主流になり、最近は研磨技術が不要な替刃でシェービングをする理容師が増えている。
近年、女性シェービングは、肌の健康や美化につながると評価され、西洋剃刀や替刃では味わえない、柔らかい剃り味の日本剃刀を見直されている。
「京越」の柄は京都の蒔絵師が「らでん」装飾を施し、きらびやかな意匠に仕立てている。お値段は15万円という。
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