ハートフル美容師を見直し
Posted on | 1月 26, 2017 | No Comments
全美連は2017年1月25日に開いた理事会で、ハートフル美容師の研修内容を見直すことを決めた。現行の研修が、高齢者らを美容店に迎えてのものだったのを、出張美容を加味したものに見直すことにした。同時に、ハートフル美容師というネーミングも検討するという。
「ハートフル」は、日本では「心温まる」とか「思いやる」などといった意味合いで使われることが多い。全美連の「ハートフル美容師」もそういった意味合いが込められた造語だろう。しかし、ハートフルは完全な和製英語で、英語には存在しない。日本人の発音だとheartより、hurtに近く、hurtは「傷・苦痛・悪意」の意味があり、ハートフルといえば真逆の傷つける、悪意に満ちた、苦痛を与える、などの意味になる。ハートフル美容師は、つまり物騒な美容師になってしまう。
ガソリンスタンドやバックミラー、理美容業界ではオンザベースなど和製英語は広く使われている。これらは笑ってすませられるが、ハートフル美容師、物騒な美容師は考えものだ。外国人観光客が急増し、国際化がすすむいま、やはり、リネイミングしたほうがよさそうだ。
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