美容業に停滞感、理容業は堅調維持 2025年2月の第三次産業活動指数
Posted on | 4月 26, 2025 | No Comments
経済産業省は2025年4月23日、2025年2月の第三次産業活動指数(2020年=100、季節調整済)を公表した。理容業の指数は103.3で前月比-0.9%、美容業は93.6で同-1.2%となり、いずれも前月を下回った。
第三次産業活動指数は、理美容業を含む第三次産業全体の経済活動の動向を総合的に捉える指数で、今回の発表から基準年が2015年から2020年に改定され、これに伴い過去の数値も遡って修正された。
2025年2月の第三次産業総合指数は104.2で、理容業・美容業はいずれもこの総合水準には達していない。特に美容業は低水準が続いており、業界全体として停滞感が否めない。
また、基準年の変更により、第三次産業全体に占める「ウエイト(1万分比)」も見直された。理容業は9.0、美容業は42.5となり、美容業のウエイトは理容業の約4.7倍に拡大。両業種間の構造的な差がより鮮明となっている。
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