2期続き前期比悪化 理容業美容業の業況DI
Posted on | 5月 2, 2023 | No Comments
日本公庫 景気動向調査(2023年1~3月期)
日本政策金融公庫(日本公庫)は2023年4月27日、2023年1~3月期の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」を発表した。業況判断(業況DI)は理容美容とも前期に続き、前年同期比では改善しているものの前期比は悪化した。
長期には回復傾向にあるが、前期・今期と足踏み状態が続いている。
来期の「業況見通し」は理容業-11.4、美容業-11.0で、前期の見通しよりは改善している。
指標別では、理容業美容業とも客単価はゆるやかに改善しているが、利用客数が低迷しているのが、業況判断にマイナスの影響を与えているようだ。
理容業美容業の景況(2023年1~3月期)
指標 : 今期 : 前期比 : 前年同期比
業況DI
理容 : -36.8 : -6.6 : 15.4
美容 : -33.8 : -10.4 : 14.9
売上DI
理容 : -29.9 : -3.9 : 7.0
美容 : -23.9 : -1.6 : 16.4
採算DI
理容 : -14.3 : -0.9 : 9.1
美容 : -18.1 : -1.9 : 10.1
客数DI
理容 : -39.7 : -4.0 : 12.3
美容 : -37.8 : -1.8 : 16.5
客単価DI
理容 : -16.4 : -1.5 : 6.3
美容 : -11.0 : -1.5 : 8.7
【調査概要】
調査時期;2023年3月上旬
調査方法:郵送調査
回答企業:理容421企業、美容465企業
*DI=「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた数値
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タグ: DI調査, 景気動向調査