美容業の回復遅い
Posted on | 2月 22, 2021 | No Comments
生活衛生関係営業の景気動向等調査 2020年度第3四半期
日本政策金融公庫は2021年2月19日、生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2020年10~12月期、DI調査)を発表。理容業はやや持ち直しの兆しがみられたが、美容業は前期より悪化した項目があり厳しい状況が続いている。
生衛業全体では、3期続けて「新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にある」と判断した。
理美容業は前期はすべての項目で改善したが、今期は理容業と美容業とで前期比からの判断がわかれた。
業況については、理容業-3.3、美容業-2.2と両業とも前期比マイナスだったが、理容業は業況以外はプラスだった。美容業は利用客数、客単価ともわずかだが悪化した。客数、客単価が期待通りに改善しておらず、回復までには時間がかかりそうだ。
前年同期は理容業美容業とも大きく落ち込んでおり、4期移動平均の改善は見通せない。
【理美容業のDI指数】
美容業
業況判断:-60.0
売上:-69.0
採算:-44.3
利用客数:-82.8
客単価:-35.1
理容業
業況判断:-58.4
売上:-64.5
採算:-31.4
利用客数:-68.8
客単価:-28.6
【総合指数4期間移動平均の推移について/上のグラフ】
業況判断、売上、採算、利用客数、客単価の各DIを単純平均し、直近4期を平均した数値。理容業-41.0、美容業-45.0、生衛業全体-47.3
【調査概要】
調査時点:2020年12月上旬
調査方法:郵送
有効回答数:3144企業(理容業423企業、美容業467企業)
タグ: DI調査, 景気動向調査