外国人美容師就労の可能性
Posted on | 10月 4, 2021 | No Comments
外国人美容師の就労が東京特区で認められました。日本の美容製品の輸出促進や、インバウンドの需要に対応するための措置です。
アジアを中心に日式美容とか日系美容、Jビューティの評価は高く、それを後押しするためので、内閣府の告知にも「日本の美容製品の輸出促進や、インバウンドの需要に対応するため」としています。
内閣府が示した制度概要をみると、実際に外国人美容師を受け入れ育成する美容室(育成機関)の手続きや条件は、小規模零細な美容室にとってはハードルが高い。
労働保険や厚生保険への加入、日本人と同等以上の報酬額は当然としても、育成計画書を提出し、業務日誌を書くなど事務量は少なくありません。事務スタッフが揃っている中規模以上の企業サロンでないと受け入れるのは難しそうです。
外国人労働者というと、低賃金労働力のイメージがありますが、内閣府が示した制度概要を遵守するとなると、単純に安価な労働力の確保にはつながりませんが、海外進出を目指す、あるいはインバウンド需要を掘り起こしたい大中の企業サロンにとっては、将来の経営の展望を拓く可能性がある制度といえそうです。
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