ネイルの衛生基準 骨子案を提示
Posted on | 3月 14, 2010 | No Comments
ネイルの衛生基準ガイドラインの策定などを協議する生活衛生関係営業等衛生問題検討会の第二回目の会合が3月8日、東京新橋の全国生衛会館で開かれ、業界団体代表者らから現状を聴取するとともに、衛生基準ガイドラインの骨子案が示された。
検討会では、日本ネイリスト協会、インターナショナルネイルアソシエーションの代表者(各2名)がネイルサロンの現状について説明し、それに対して委員が質問する形で行われた。
委員からは、客の健康被害のほかエタノール消毒による技術者の手荒れなどにも質問が寄せられた。また、前回の第一回検討会で指摘された有機溶剤の取扱いについて、担当部署の職員がその概略を説明。
衛生基準ガイドライン骨子では、理容所美容所の衛生管理要領を例に、それと対比しながら厚生労働省担当者が説明した。
骨子案では施設・設備と従業者の管理、衛生的取り扱い、に分けて基準が示され、
・施設・設備では
客の待合所
作業所の区分
消毒場所
手洗い設備
換気設備
洗い場設備
・従業者の管理では
衛生管理責任者の設置
・衛生的取り扱いでは
採光・照明および換気
使用する薬品について
消毒
自主的管理体制
などの案が示された
また、有機溶剤に関連して、検討会でクリーニングの引火性溶剤管理ワーキングチームが設置されることになった。このワーキングチームでは、消防法、労働衛生法などの視点から有機溶剤の管理、取り扱いについて検討するものと思われる。
(トップの小写真は、ネイルの現状を説明する業界代表者ら)
タグ: ネイルサロン