QB HOUSEがマレーシア初進出 シャンプーレスで環境に配慮
Posted on | 5月 25, 2025 | No Comments
ヘアカット専門店「QB HOUSE」を展開するキュービーネットホールディングス株式会社は、アジア地域での事業拡大を目的に、マレーシア・クアラルンプールに現地法人を設立。2025年5月23日、ジョホールバルの商業施設「イオンモール テブラウシティ」に、マレーシア1号店を直営でオープンした。これにより、QB HOUSEの海外進出は7カ国目となった。
出店先である「イオンモール テブラウシティ」は、2006年の開業以来、地域で高い認知度を誇り、象徴的な商業施設として親しまれている。人の流れや集客力、立地環境を評価し、初出店にふさわしい場所と判断した。
同店舗では、QB HOUSEの特徴である「ヘアカット特化型サービス」を提供。マレーシア1号店では、店舗での受付予約が可能である点が日本国内との違いとなっている。料金は32マレーシアリンギット(約1,088円)で、現地の平均的な理美容価格に合わせた設定。
また、シャンプーを行わないビジネスモデルは、水やエネルギーなどの資源消費を抑え、環境負荷を軽減する取り組みとして注目されている。同社は、マレーシアが掲げるサステナブルな社会の実現にも寄与できるとし、今後の展開に自信を見せている。
QB HOUSEは、2025年1月にベトナムにも進出しており、現在国内に570店舗以上、海外に130店舗以上を展開。2024年8月に発表された中期経営計画(2025年6月期〜2029年6月期)においても、海外事業の強化を成長戦略の柱のひとつに掲げている。今回のマレーシア出店もその一環であり、今後はドミナント戦略を通じて出店加速、人材育成、ブランド認知の浸透を図る方針。
日本では、流水設備を必要としないQB HOUSEのビジネスモデルを衛生上の観点から規制する自治体があるが、水資源の乏しい地域ではサステナブルの面から評価する国もある。
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