理美容室の廃棄タオルが工業用雑巾に 盛岡市で再資源化プロジェクト
Posted on | 5月 24, 2025 | No Comments
理美容室で使い古したタオルを工業用雑巾として再利用する取り組みがはじまり、2025年5月23日、関係企業2社が正式に協定を締結した。
協定を結んだのは、岩手県を拠点に理容室・美容室・ブライダル事業を展開する株式会社ヒラトヤと、塗装業を営む川上塗装工業株式会社。いずれも本社は盛岡市内に所在。
川上塗装工業は2021年より、不要布を塗装道具の汚れ拭き取り用ウエスとして再利用する取り組みを継続している。今回、この活動に賛同したヒラトヤが、理美容室で廃棄予定の使用済タオルを3か月ごとに約1500枚寄付することにした。
再利用されるタオルは、盛岡市内の福祉作業所にてウエス用に裁断される仕組み。これにより、障害者の就労機会の創出にもつながっており、循環型社会の実現に加え、地域福祉への貢献も期待される。
この取り組みは、理美容業界における廃棄物削減と地域連携の好例として注目を集めそうだ。
タグ: SDGs