利用客数の回復が足踏み状態
Posted on | 8月 15, 2024 | No Comments
景気動向等調査結果(2024年4-6月期)
日本政策金融公庫は2024年8月、生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2024年4-6月期)を発表。理容業美容業の業況判断(DI*)は前期比は大幅に改善したものの、マイナス域にあり、前年同期比もマイナスだった。
生活衛生業全体は+4.7とプラスで、コロナ禍からの理美容業の回復は他業より遅い。
来期の業況見通しは理容業-6.0、美容業-5.4だった。前期、美容業の来期見通し+3.2だった。
売上、採算、客単価は緩やかな改善傾向にあるが、利用客数の回復が足踏み状態で、これが業況判断に影響しているようだ。
業況判断が厳しく、投資実績は他の生活衛生業より低い。
<2024年4~6月期 理容業美容業のDI>
指標 : 1期 : 前期比 前年同期比
業況
理容 : -5.2 : 20.3 : -2.6
美容 : -9.3 : 11.2 : -8.6
売上
理容 : -5.3 : 7.5 : -3.6
美容 : -8.5 : -4.4 : -8.5
採算
理容 : 4.3 : 3.4 : 2.9
美容 : -4.6 : 5.3 : -3.7
利用客数
理容 : -15.8 : 6.9 : -1.4
美容 : -24.5 : 1.3 : -11.3
客単価
理容 : 1.9 : 4.5 : 1.2
美容 : -2.0 : -3.5 : -7.4
*DI=「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた数値
<調査概要>
調査時点:2024年6月中旬
調査方法:郵送調査
調査対象:生活衛生関係営業 3,290 企業
有効回答企業数 3,158企業
理容業420企業
美容業461企業
【関連情報】
主な経営上の問題点
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タグ: DI調査, 日本政策金融公庫, 景気動向調査