ポーラ文化研究所 移転し「化粧文化ギャラリー」新設
Posted on | 5月 9, 2024 | No Comments
ポーラ文化研究所(ポーラ・オルビスホールディングス)は、東京都港区南青山に移転し、新たに「化粧文化ギャラリー」を2024年5月16日開設する。
1976年設立のポーラ文化研究所(*)は、化粧文化に関わる資料の収集保存・調査研究・公開普及に取り組んできた。移転にあたり新設した「化粧文化ギャラリー」では、これまでに収集した文化資産と研究で得た知見を、展示、書籍、ワークショップなどを通じて紹介する、という。
また従前からオンラインとリアルで実施しているレファレンスサービスも継続し、個人や企業、団体を問わず、社会からの化粧文化に関わる質問や相談に応える。
4月16日には公式サイト内に「デジタルミュージアム」を公開。設立以来40年以上にわたって企画開催してきた展覧会をデジタル上で再現し、約1,000点の所蔵品や絵画資料などを掲載している。
世界中からアクセス可能なデジタルと「化粧文化ギャラリー」というリアルな場、その両軸から化粧文化の楽しさを社会に発信し、地域社会との交流を深めていく、としている。
公式サイト
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp
(5月10日よりサイトリニューアル)
デジタルミュージアム
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/digitalmuseum
<ポーラ文化研究所「化粧文化ギャラリー」>
住所 東京都港区南青山2-5-17 ポーラ青山ビルディング1F
オープン日 2024年5月16日(木)
開室日 木曜日・金曜日(祝日・年末年始は閉室)
※木曜日は予約制
開室時間 11:00~17:00(最終入室は16:30まで)
料金 無料
<「化粧文化ギャラリー」概要>
「美容・化粧・よそおい」の観点から蓄積してきたコレクションと研究知見をArtとBooks、2つのエリアで紹介。Artコーナーでは、化粧道具や装身具、浮世絵、ファッションプレートなどを展示し、Booksコーナーではテーマから連想を広げた切り口で、おすすめの書籍を掲示する。
オープニング企画は「はじまりの美学」とし、様々な「はじまり」を紐解く。5月16日から8月30日までの第1期は「化粧文化研究のはじまり」をテーマに、同研究所の創設期に収集した婚礼化粧道具や浮世絵などを展示する予定。
(*)ポーラ文化研究所
化粧を学術的に探求することを目的に、1976年5月15日設立。以来、化粧を「人々の営みの中で培われてきた大切な文化である」ととらえ、化粧文化に関わる収集保存・調査研究・公開普及に取り組んでいる。
古代から現代まで、化粧道具や装身具、絵画資料、文献など約6,500点のコレクションを保有し、「トルクメンの装身具」「コックス・コレクション」など世界的に稀少性の高い資料も所蔵している。
また現代調査分野においては、1978年から化粧・美意識に関する調査を実施、公開しており、2007年からはデータの一部を東京大学SSJデータアーカイブに寄託している。
国内外の美術館博物館への展示協力も行っており、2020年にはパリ日本文化会館と「美の秘密」展を共催した。
タグ: デジタルミュージアム, ポーラ文化研究所, 化粧文化ギャラリー