フリーランスは有力な選択肢のひとつ
Posted on | 10月 31, 2021 | No Comments
多様化する働き方のひとつとして、フリーランスという働き方が話題になっています。国もフリーランスとして安心して働ける環境づくりを進めています(*)。
フリーランスには多様な職種があります。そのなかに理美容やネイル、エステティックなどが含まれます。すでに完全独立型のフリーランス美容師として活躍している人はいます。
国のガイドラインは、主に事業所向けのサービスを提供する職種を念頭においているようで、突然の契約打ち切り、契約通りに支払われない、値下げを迫られる、などの場合を想定し、対処策を記載してます。しかし、美容系サービスの職種は個人向けのサービスです。事業所向けのような心配はほぼありません。フリーランスとして独立するハードルは低い職種といえます。
近年シェアサロンが都市部に増え、フリーランスとして働きやすい環境は整ってきています。
お客様には、サロンを選んで技術者はお店にお任せという人もいますが、技術者を指名する人もいます。前者はサロンに付いたお客さまでサロンにとってはありがたい大切なお客様です。しかし、技術者につくお客様は間違いなくいます。指名する技術者が退店したら来店しなくなるお客様です。
フリーランスで理美容の仕事をするには、お客様との信頼関係が大切です。いまはSNSという便利な情報発信ツールがあります。得意の技術や作ったヘアスタイルを公開することができますし、SNSを通じてのお客様とのやり取りで、信頼関係を築くことは可能です。
SNSやシェアリングサロンの普及はフリーランスにとって追い風となっていますし、国がフリーランスという働き方の価値を認め、保護、支援をすすめているいま、美容系職種で働く人にとっても、フリーランスという働き方は、間違いなく有力な選択肢のひとつといえます。
ただ、シェアサロンを利用してフリーランスで仕事をするのは、理美容師法的には届出の問題などグレーな部分も存在しますが、時代は変わっています。時代とともに変わるのが理美容の仕事です。顕在化するような問題がない限り、若い人は新しい仕事の有り様にチャレンジしてほしい。
(*)「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」(2021・3.26、内閣官房、公正取引委員会、中小企業庁、厚生労働省)
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