「美容鎖国」を批判、創立60周年記念式典で金内光信BA東京理事長
Posted on | 1月 17, 2018 | No Comments
BA東京が式典と新春祝賀会
BA東京(東京都美容組合、金内光信理事長)は2018年1月16日、「創立60周年記念式典・新春祝賀会」を東京・渋谷のセルリアン東急ホテルで開催した。
主催者を代表してあいさつした金内光信理事長は、同組創立60周年の歴史を簡単に紹介し、その中で組合員数が創立当初の人数まで減少しつつあることに危機感を示すととともに、慢性的なオーバーショップ、人手不足状態で美容室経営がいっそう困難になっている状況を語り、加速度的に変化する社会に対応していく必要性を訴え、BA東京が進めている美容師不足解消のBA東京美容コンソーシアム事業や国際化を進めるガラドラコンテストなどを説明した。
さらに、現在の日本で美容師免許は取得できても就労できない「美容鎖国」制度になっていると批判し、美容業界が変化していくことの必要性を訴え、「次の70周年に向けて美容業界が健全に発展していくよう全力で努力する」と力強く結んだ。
来賓祝辞では多数の国会議員が祝意を示し、美容組合との連携する姿勢を示したが、吉井眞人全美連理事長は、金内BA東京の外国人就労についての発言を踏まえ、「やり方に違いはあるが、美容業界の発展を目指すという目標は同じ」と語り、BA東京60周年を祝った。
創立60周年記念式典にちなんで各種表彰が行われたあと、関係団体代表者が勢揃いして乾杯し祝宴に移った。祝宴の途中ではBA東京が誇る講師陣が和装着付、洋装のヘアを披露し、モデルが会場をウオーキングして、出席者から注目を集めた。
写真は上から、あいさつする金内光信BA東京理事長、受賞者を代表して謝辞をのべる渡邊志雄前BA東京理事長、トップ講師による和装着付、洋装ヘアショーのステージ。
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