皮膚からの分泌物は天然保湿成分
Posted on | 1月 14, 2018 | No Comments
前回、免疫美容では人体の働きを、より高所からみて皮膚も「一つの臓器」と捉えることを紹介しました。当然、臓器としての役割があります。
皮膚は一般的には、外界からの刺激から守る、といった物理的な役割が知られています。感覚機能、体温調節機能などもあります。また、殺菌作用、収れん作用、アルカリ中和能などの働きがあり、これらが正常にはたらくことで健康な肌が保たれます。
前述の殺菌作用、収れん作用、アルカリ中和能は、皮膚が弱酸性になっていることで正常に機能します。汗や皮脂は、弱酸性の皮膚のもとで各代謝(唐代謝、クレブス代謝、尿素代謝、アミノ酸代謝)が正常に行われ、その結果、まさに天然の保湿クリームとして働くのです。これが天然保湿成分(ナチュラル・モイスチャー・ファクター、NMF)です。石油由来の成分はいっさい含まない理想的な保湿クリームといえます。
この理想的な天然保湿クリームを頻繁に洗い落としたのでは皮膚にとっていいはずはありません。もちろん清潔を保つために洗顔するのは必要ですが、過度な洗顔は皮膚にとってマイナスです。洗顔石鹸でゴシゴシ洗うのではなく、汚れの程度にもよりますが水で洗うだけで十分です。
あのタモリさんは、年齢の割には肌が綺麗なことで知られてますが、石鹸などは基本的に使わないことを公言しています。免役美容の考えからも理にかなったことです。
【関連記事】健康な肌を維持するNMF
http://ribiyo-news.jp/?p=21666
NPO法人日本免疫美容協会は、肌の健康に関心を持つ方を対象に『免疫美容』の考え方に関するセミナーや講演会を開催しています。
タグ: 免疫美容, 天然保湿成分, 肌は排泄器官